今年もドリームチームで富士山へ
ビオレーサーは今年も富士ヒルに参戦するアマチュアチーム、「ドリームチーム」を結成する。2021年から始まったドリームチームの軌跡と、ビオレーサー・ジャパンがその活動に込める想いを簡単に振り返る。
夢を追うチーム
2021年、日本最大級の自転車イベントであるMt.富士ヒルクライムのメインスポンサーとなったビオレーサー。同時に、「ドリームチーム」と銘打ったサポート活動も開始した。
ビオレーサー・ジャパンが一般サイクリストからメンバーを募集し、厳正な選考を経て毎年所定の人数を選出し、富士ヒルのためのアマチュアチーム「ドリームチーム」を結成、全員でMt.富士ヒルクライムに出場するのである。
チームの目標は、他のチームや他の選手に勝つことではなく、メンバーと共に成長し、自らの夢や記録に挑戦すること。選考理由の中に「脚力」や「自転車歴」「目標タイム」は入っておらず、メンバーは自転車歴も、脚力も、年齢も、性別も、ばらばらだ。富士ヒルにまつわる夢があり、それを実現したいという強い想いがあることがメンバーになれる条件となる。ビオレーサーとしての目的は、「メンバーの挑戦を通してサイクリングの魅力を広め、生涯スポーツとして普及させること」だ。
刹那のチームが残すもの
2021年の一期生は5名でスタートしたが、昨年から人数を増やし、十数人の大所帯に。基本的に毎年メンバーは入れ替わる。なお、メンバーに選出されれば、ドリームチームのオリジナルデザインが施されたビオレーサーのハイエンドウエア(フルブリーズエアロスーツ)が提供され、富士ヒルへの出走も確約される。“エントリー峠”などのストレスをなくし、妥協のないウエアを着用することで、目標達成へ集中してもらうためだ。
これまで4年間継続してきたドリームチーム。掲げた夢に手が届いた人。惜しくも夢破れた人。結果はそれぞれだが、たった数か月という刹那のチームを結成し、お互いに切磋琢磨し、夢に向かって遮二無二突き進んだ経験は、彼らの中に大切な何かを残してきた。
※ドリームチームの過去記事はこちら
・ドリームチーム2024 富士ヒル試走会レポート 夢追い人たち(前編)
・ドリームチーム2024 富士ヒル試走会レポート 夢追い人たち(後編)
来年で5回目
もちろん来年も富士ヒルは行われる。本番は2025年の6月1日。第21回となる今大会においても、ビオレーサーはドリームチームを結成し、“夢追い人たち”を霊峰富士へと送り込む。
メンバーには、ドリームチーム専用デザインのエアロスーツ(非売品)が用意される。内側に情熱を秘めたような落ち着いたボルドーに、鮮やかな虹色をあしらった昨年のデザインを引き継いだビオレーサーの最高峰、EPICフルブリーズ ロードレースエアロスーツは、着心地や空力といった性能面でも、モチベーションというメンタル面でも、夢への追い風となってくれるはずだ。