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【Bioracerサポートチーム】愛三工業レーシングチーム Tour of Fuzhou 2019 UCI 2.1 レースレポート

BIORACER Japanでは、サイクルスポーツ強豪国である本国ベルギーをはじめ、ドイツ、オランダ、ルクセンブルグなど各国ナショナルチーム採用サイクルジャージ同様の、ハイクオリティなカスタムサイクルジャージを日本のお客様にお届けしています。

今回は、UCIアジアツアーに参戦しているBIORACER製ジャージを採用する「愛三工業レーシングチーム」様の中国の福州、永泰で開催されたツアー・オブ・福州2019レースレポートをお届けします。

Tour of Fuzhou 2019 UCI 2.1 レースレポート

11月17日(日)から11月23日(土)まで中国・福州、永泰で行われたツアー・オブ・福州2019に出場しました。昨年までは5ステージで行われていたこの大会は、今年から7ステージになり大会規模が大きくなりました。第1と第6に山頂フィニッシュ、その他のステージは周回コースが多く、いろいろなタイプの選手が活躍できるレースです。今回はスケジュールの関係で4名での出場になりましたが、主にスプリントでのステージ優勝を目指しました。

Stage1 Ma Wei -Ku Liang 107.4km

ツアーオブ福州2019第1ステージは、大会では定番になった、福州市の東にある马尾エリアの江滨中大道から江滨东大道を通る周回を4周して、高速道路を抜けて、鼓岭まで上っていく107.4kmで行われました。チームの作戦は、チームが4名と少ないことから、周回中の大きな逃げには気をつけながら、最後の山でベストを尽くせるように体力を温存して上りの入り口を良い位置で抜けて、それぞれベストを尽くして総合で少しでも前に行けるようにすることでした。レースはスタートして6名の逃げが決まりました。
メイン集団はイギリスのキャニオンDHBが2分弱のタイム差でコントロールをする展開。タイム差はあまり開かなかったので、愛三の選手たちはメイン集団で温存して周回をこなしました。そして4周回を終了して高速道路へ。そこで逃げから1名の選手が飛び出してメイン集団に1分の差をつけて逃げ続けました。その逃げも上りの入り口までで吸収。集団は一つになり上りへ入りました。愛三の選手たちもいい位置で上りに入りました。サバイバルな展開で多くの選手たちが遅れていき、愛三の選手たちも例外ではありませんでした。そんな中、渡邊翔太郎が残り6kmまでメイングループで粘りました。渡邊はそこから遅れるも自分のペースを刻み、トップから3分15秒差のステージ32位でフィニッシュしました。愛三の他の選手も皆無事に時間内にフィニッシュしました。

Stage2 Ma wei Langqi Circuit Race118km(23.6km×5周)

第2ステージは、福州の東にある琅岐島を回る23.6kmを5周するコースで行われました。ほとんど平坦のコースですが、風が非常に強く、その風がレースに影響を及ぼしました。序盤に6名の選手が飛び出して、メイン集団が淡々とそれを追う展開。残り2周で2分近い差がつきましたが、MonkyTownチームの追走でみるみるタイム差が縮まり、20秒くらいまで詰まりました。その後メイン集団はペースを落として逃げとのタイム差は1分まで開きました。残り1周で再びメイン集団のペースが上がり、残り7kmほどで逃げを吸収。愛三の選手たちは、最後の直線が激しい追い風だったため、残り5kmから前に上がっていき、早川・渡邊・住吉・岡本の順番でスプリントに挑みました。
フィニッシュでは岡本がステージ13位、住吉がステージ14位でフィニッシュしました。勝ったのはイギリスのキャニオンdhbの選手。3位にもチームメイトが入り圧勝でした。今日は最後の直線で70km/hくらい速度が出ていたので、パワーの差が出てしまう結果になりました。しかし愛三の選手たちの連携もうまくいっていたので、続くスプリントステージでも貪欲に優勝を狙っていきます。

Stage3 BindingBinhiRd.-QinjiangManchuVillage113km

第3ステージは、2018年大会の第2ステージと同じコースで行われました。風が非常に強く、特に周回は片側猛烈な向かい風、片側猛烈な追い風で、風がコースの難易度を上げていました。チームは岡本隼でスプリントでの勝負をする作戦で臨みました。スタートすると7名の逃げが決まりました。7名は強いチームのメンバーが乗っていましたが、スプリンターを揃えたチームも入っていなかった(愛三は4名しかいないので牽引にメンバーを避くことが難しい)ので、集団待機をして最後に備えました。
メイン集団は高速で逃げを追走しましたが、逃げが思いのほか強力で、5名が逃げ切りました。岡本と早川をトラブルで失ったため、住吉と渡邊で6位争いのスプリントに挑み、渡邊がステージ18位、住吉がステージ25位でフィニッシュしました。岡本隼は、4周回を回ったところで体調不良でメイン集団から遅れてしまいましたが、チームカーの隊列でかなり粘ったので、遅れを最小限に留めてフィニッシュすることができました。また早川朋宏も残り20km付近の落車を避けたことで逃げを高速で追走するメイン集団から離れてしまいましたが、無事にフィニッシュしています。

Stage4 LianJiangCircuitRace106.8km(41km*2+25.4km)

第4ステージは41kmで終盤に2kmの丘のある大周回と、昨年の第3ステージの終盤のレイアウトを使用した25.4kmの小周回を回るステージでした。昨年の第3ステージでは岡本隼がステージ5位に入っており、今年も最後の丘を前で越えれば可能性があるため、最後のスプリントに備えるステージになりました。
スタートして8名や9名の逃げが決まり、住吉宏太や渡邊翔太郎が乗りますが、前日に逃げ切りを許しているため、メイン集団もナーバスになっていて全て吸収されました。逃げが決まったのは1回目のスプリントポイントの後で、9名の逃げが決まりました。逃げの9名は良いメンバーだったので、45秒からなかなか詰まらず、そのまま大周回の2回目のKOMに向かいました。2回目のKOMは速いスピードで越えたので、ポイント賞ジャージなど多くの選手がドロップ。住吉・渡邊・岡本は先頭グループで越えて最後の丘に向かいました。
最後の丘では総合上位系が動き、ハイスピードで進んだため、先頭グループも人数が絞られました。愛三で先頭に残ったのは渡邊のみで、渡邊はそのグループのスプリントフィニッシュでステージ15位に入りました。住吉・岡本は37秒差の第2グループでのフィニッシュになりました。この結果で渡邊は個人総合をUCIポイント獲得圏内の総合23位に上りました。今年のステージは明日も平坦ステージが控えているため、上りで総合系が動いたことで、ハイスピードの展開になりました。そんな中で渡邊が先頭グループに残り個人総合順位を上げることができたのはよかったです。また、岡本も復調してきていて、明日の第5ステージも期待できます。明日の貪欲に上位を目指します。

Stage5 FuqingCircuitRace123km(24.6km×5周)

第5ステージは、福州市の南にある福清の新しくできた海岸道路で行われました。コースは周りの何もない吹きさらしのため、強い風が選手たちを苦しめました。スタートしてすぐの追い風区間で集団は中切れが大量発生して、1周目にも関わらず集団は4つに分裂。しかし折り返して向かい風区間に入ったところで集団は一つにまとまりました。2周目は皆警戒が強くなり、ばらけることはありませんでしたが、集団内は位置どりで非常にナーバスでした。
3周目に3名の逃げが決まり、ペースは落ち着きました。逃げは一時1分30秒ほど差をつけましたが、追い風区間でタイム差がすぐに詰まってしまうため、メイン集団はペースを調整して走り、30秒から1分を推移してコントロールされました。最後の1周の5周目になるとメイン集団は逃げを捕まえるべくペースアップを始めて追い風区間の中程で吸収。メイン集団はそのまま集団スプリントになりました。強烈な向かい風の中でのスプリントになり、集団の主導権を握ったロシアナショナルチームがステージ優勝。愛三は位置を上げることができず住吉宏太がステージ14位、岡本隼がステージ18位でフィニッシュしました。また、個人総合ではDNFをした選手がいたので、渡邊翔太郎の順位が23位から一つ上がった22位になりました。

Stage6 YongTaiChengguan-Yunding128.2km

第6ステージは今大会のクイーンステージで、滞在先のホテルのある永泰の町から嵩口までの川沿いを往復して、云頂という山の山頂フィニッシュをする128.2kmで行われました。チームとしてはUCIポイント圏内にいる渡邊翔太郎をいい位置で上らせて、個人総合順位を少しでも上げることが目標でした。スタートするといくつかの逃げができて吸収されましたが、最終的に7名の選手が先行しました。逃げのメンバーの個人総合では4分差が一番良い順位だったので、集団は3分差でコントロールされました。
山岳が近づくにつれてメイン集団はペースアップ。およそ1分40秒差で山岳に入っていきました。渡邊はメイン集団から早い段階で遅れてしまいましたが、住吉がペースで連れてひき、渡邊はそこから再び自分のペースを取り戻して、トップから55秒差のステージ26位でフィニッシュ。個人総合を21位に上げることができました。住吉・岡本も好走して、チーム総合も17位から14位に上げることができました。

Stage7 YongTaiChenganCircuitRace117km(19.2km×6周)

第7ステージは、毎年恒例の永泰の街を回るサーキットレースです。例年スプリントでのフィニッシュになるので、岡本隼でのステージ優勝を狙って臨みました。今年はなかなか逃げが決まらず、最終的に7名の逃げが決まったのは、3周目に入ったところでした。7名は約2分差で逃げ続けましたが、ラスト1周の手前で吸収。最後はスプリントでのフィニッシュになりました。
愛三の選手たちは皆で協力して岡本の位置を上げて、ラストの直線で岡本がスプリントを開始して、今大会初のシングルリザルトのステージ9位でフィニッシュしました。また全選手が完走することができました。この結果、渡邊翔太郎が個人総合21位をキープして、UCIポイントを3ポイント獲得しました。また、チーム総合は順位を一つ上げ、総合13位で終えました。 今年の大会は4人での出場になったため数的不利は否めませんでしたが、各々が役割をこなして機能することができました。今年から7ステージなり、さらに出場するチームのレベルが上がっており、チームとして良い目標のレースなので、来年も出場してステージ優勝、そして個人総合上位を狙っていきたいです。

愛三工業レーシングチーム
チームマネージャー 別府 匠

レースデータ

レース名:TourofFuzhou2019
開催地:中国
カテゴリー:カテゴリー:UCIアジアツアー2.1クラス 
開催期間:11月17日(日)〜11月12日(土)7日間
遠征期間:11月15日(金)〜11月24日(日)10日間

レース結果
ステージ 順位 選 手 UCIポイント
Stage1 32位 渡邊 翔太郎  
Stage2 13位 岡本 隼  
Stage3 18位 渡邊 翔太郎  
Stage4 15位 渡邊 翔太郎  
Stage5 14位 住吉 宏太  
Stage6 26位 渡邊 翔太郎  
Stage7 9位 岡本 隼  
個人総合時間賞 21位 渡邊 翔太郎 3ポイント
団体総合時間賞 13位  

TRACK TEAM AISAN(愛三工業レーシングチーム)出場メンバー

【選手】
早川 朋宏、渡邊 翔太郎、住吉 宏太、岡本 隼
【スタッフ】
別府 匠 チームマネージャー
小松 定俊 メカニック
久保 真一 トレーナー(201マッサージ療院)

愛三工業レーシングチーム・主な採用サイクルジャージ

RACE サイクルジャージ
最先端のエアロダイナミクスを駆使し、空力性能を最大限に高めた半袖レーサージャージ。かなりタイトなフィッティングながら、レースポジションにおいての快適さと、筋肉をしっかりとサポートして、よりパフォーマンスを長く持続させる役割も備えています。

RACE ビブショーツ シリオ
ビオレーサーの中でも、よりレース志向の高いサイクリストのためのビブショーツ。機能的で全方向に伸縮するSIRIOを採用、まるで第二の皮膚の様な快適な着心地としっかりと筋肉をサポートするコンプレッション機能を提供。長時間のレースで高いパフォーマンスをキープできます。

RACE ロードレースワンピース メッシュ
軽量なエアーメッシュ素材を前面と背面に使った、蒸暑い天候でも熱がこもらず、熱帯気候でのレースに最適なスーツ。エアーメッシュ素材の構造が、過酷な条件下でも自然に汗や熱を逃がします。

 


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