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エピック・パリ・ロードレース・エアロスーツ詳細解説/サイクルウエアのマスターピース

エピック・パリ・ロードレース・エアロスーツ詳細解説/サイクルウエアのマスターピース

レムコ・エヴェネプールがパリ五輪で劇的な勝利を決めたときに着ていたプロトタイプのエアロスーツ。その作りを、日本人の体形に仕立て直したスペシャルな一着が発表された。モデル名は「エピック・パリ・ロードレース・エアロスーツ」。その詳細に迫る解説記事。

カッコよすぎるレムコが着ていたのは

そんなカッコいい勝ち方、あります?

思わず真顔でそう聞きたくなるほどの劇的な勝利となったパリ五輪ロードレース男子のレムコ・エヴェネプール。273kmの残り38km地点で集団から飛び出し、最後は15kmの独走を決めてゴール。フィニッシュラインを超えると、悠々とバイクを降り、両手を大きく広げて天を仰ぐ。背後に聳えるはエッフェル塔。ヒーロー映画を見ているのかと錯覚するようなドラマチックなエンディングだった。ゴール直前のパンク&バイク交換というトラブルも、ストーリーを盛り上げるために神様が用意した筋書き通りかのよう。

そのとき彼が着用していたのは、ボディ・ペインティングかと見まがうほど肌にフィットしたビオレーサー製のエアロスーツだが、そのプロトタイプをベースにした新型のエアロスーツが発売された。その名も「エピック・パリ・ロードレース・エアロスーツ」である。

 

実は日本専用設計

実はこの新製品、世界中で販売されるワールドモデルではなく、日本人の体形に最適化された日本市場専売品である(少なくとも現時点では)。ビオレーサー・ジャパンが五輪の劇的勝利に貢献した性能と素材に注目し、日本人の体形と使用環境に最適化すべく、本国に要望を伝え、独自に設計を依頼したものなのだ。

イネオスグレナディアーズの専用スーツからヒントを得て日本人専用に開発したヒルクライム特化型スーツ「エピック・フルブリーズ」。その開発時に得られたノウハウに、レムコたちが着ていたスペシャルスーツの素材・構造的ノウハウを落とし込み、日本市場にふさわしいハイパフォーマンスモデルとして再構築したのである。

EPIC PARIS ROAD RACE AEROSUIT 初回3着/追加注文1着から対応

 

金メダルレベルの性能を一般ユーザーにも

具体的には、ウエストシェイプを細くするなど、日本人のスリムな体形にフィットさせてエアロフォームでも生地が余りにくいようカッティングを最適化。ネック部分の周長も変更され、締め付けを抑えて過酷なレース環境でも快適な着用感を維持する。実際に着用し比較した弊社スタッフによると、同じサイズでも圧倒的にフィッティングがよくなっているという。

EPIC PARIS ROAD RACE AEROSUIT-BLACK-GREENFADE ¥46,500 品番 25-003074-PL56569-VAPOR

EPIC PARIS ROAD RACE AEROSUIT-WHITE ¥46,500 品番 25-003066-PL56569-VAPOR

バックポケットはメッシュ素材。通常の生地より軽くなるうえ、メッシュにすればレースでゼッケンを入れられるので、高価なウエアに安全ピンで穴をあけずにすむ。また、ポケット一つあたりの容量を確保するため3ポケットではなく2ポケットとし、そのままだと総容量が不足するのでポケットをダブルにして合計4つにした。このポケット、内側のみパンチング素材を採用し耐久性を向上させている。

メイン生地は、レムコの独走をサポートした第三世代のエアロストライプ素材。これまでのエアロ生地は溝が掘られるタイプだったが、第三世代は高さの低いリブ状のストライプが入る。これはバイクバレー内の風洞実験施設でテストを繰り返した結果生まれたもので、ピセイのウエアを着てレースを闘うポガチャルらも同じ素材を使っている。

ロードレース用に空力重視し、日本人に最適化された「エピック・パリ・ロードレース・エアロスーツ」。高性能エアロスーツのマスターピースとなり得るビオレーサーのフラッグシップウエアである。

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