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STRATOS BREEZE開発ストーリー/他のウエアでは満足できない探求者へ

STRATOS BREEZE開発ストーリー/他のウエアでは満足できない探求者へ

ビオレーサーは、新たなるフラッグシップモデルとなる「ストラトスブリーズ」を発表した。ビオレーサー・ジャパンが企画し、本国に開発を依頼したジャパンオリジナルモデルである。ビオレーサー史上最高価格となるこのウエアはどのようにして生まれたのか。企画開発を担当したビオレーサー・ジャパンのスタッフに話を聞いた。

モデルチェンジの理由

「これまでのビオレーサーのトップモデルは、厳しい暑さが予想された東京五輪用に開発され、2021年に市場に投入された『エピック TOKYO GR+ ロードレースエアロスーツ』でした。カーボンテープを用いたグラフェン生地は非常に高性能で革新的でしたが、生地の価格が高騰したうえに安定供給されなくなり、量産ウエアに使うのが難しくなってしまったんです。よって現在はカスタムオーダーでは廃版になっています。その代替品として、ビオレーサー・ジャパンはEPIC フルブリーズロードレースエアロスーツ(通称フルブリーズ)を開発したわけですが(開発ストーリーはこちら)、これは文字通りめちゃくちゃ涼しいウエアなんです。あまりに涼しすぎてロードレースの様々な状況に対応しづらいという声があり、日焼けしてしまうという欠点もありました」

そのような事情があり、日本の環境に合った後継モデルをジャパンオリジナルとして開発することになった。

「正式名称はストラトスブリーズロードエアロスーツです(詳細はこちら)。コンセプトは『性能を追求し、ロードレースに特化したハイエンドウエア』。グラフェンジャージよりもさらに薄く、しなやかな高機能生地Preycoolを使い、袖のエアストライプも最新世代のものを採用しました。正直、この生地の原価はものすごく高いんです。自転車用ウエアとしては常識外れなくらいの値段の生地です。おのずと販売価格もかなり高価になってしまいました。だから誰にでもお勧めできるものではありません。普及モデルではなく、性能を追求したプレミアムなハイエンドウエアという位置づけであり、『高くてもいいから高機能なウエアが欲しい』という方向けです」

ストラトスブリーズ(BIORACER EPIC STRATOS BREEZE)ロードエアロスーツ

EPIC STRATOS BREEZE(¥90,000)/カスタムオーダーは、すでにエピックでカスタムウエアを作成したことがあれば1着から作成可能。新規オーダーでも3着から作成できる。

 

イネオス由来の生地を使用

実はこのストラトスブリーズ、ビオレーサーがイネオスと契約していたときに選手が着用していたモデルがベースになっている。

「ゲラント・トーマスやエガン・ベルナルなどがこのストラトスブリーズを愛用していたようです。でも、市販されることはなく、ビオレーサー本国のラインナップにも載っていません。これを製品化するのは日本が初めてとなります」

その結果、定価は9万円とかなり高価になった。ここまで価格高騰が問題だと叫ばれている中で、よくこの価格のモデルをリリースできたな、とは思う。

「原価を知るとこの価格にも納得していただけるとは思いますが、ウエアとしては確かに高価です。正直、ビビってます(笑)。ただし、ビオレーサーの立ち位置であれば、フラッグシップモデルとしてラインナップしても許されるのではないかと判断し、究極の一着が欲しい方に向けて思い切って製品化しました。それに、カスタムオーダーだから可能だったんです。ビオレーサー本社の自社工場で生産するので、既製品でジャパンが在庫を持つ必要がありませんから。一応、コレクション(既製デザイン)としてホワイト/ブラックというシンプルなカラーを少数用意しますが」

ストラトスブリーズ(STRATOS BREEZE)ジャパンオリジナルモデル

 

「本当にいいもの」は高くても作るべき

とはいえ、大量に売れるものではないだろう。

「それも分かってます。今は物価も高いし、為替の問題で自転車に関するなにもかもが高くなってしまっていますが、だからといってみんながみんな『高いから買えない』『もっと安く』『もっと安いものを』と言い続けていたら、本当にいいものは開発されなくなり、機能的に優れたものがどんどん少なくなってしまいます。『安いものにしかフォーカスしなくなった市場』はきっとそうなる。もちろん安くて誰にでも手が届きやすいものは必要ですが、全メーカーがそっちを向いてしまうのはよくないんじゃないかなと」

それぞれのブランドにそれぞれの価値があり、それぞれの立場があり、それぞれの開発姿勢がある。

「そうです。本当にいいものを開発できる力のあるブランドが、例え高価であっても価値あるものをちゃんと開発して、それを世に出していく必要はあると思います。ぼったくりは問題外ですが、機能を追求して真面目に開発した結果高くなってしまったものを、メーカーが涙を流しながら安くする必要はない。そうじゃないと、本当にいいものが欲しくなったときに、市場に存在しなくなってしまいます。いいものをパクってジェネリック○○みたいなものを作っているメーカーしか残ってなかったら、その分野はそれ以上進化しません」

「9万円という価格に対しては賛否あることと思いますが、これに価値を見出してしてくれる人たちに向けて作りました」

ビオレーサー・ジャパンは、このストラトスブリーズと同時にエピックパリの後継モデルとなる「エピックパリGEN2」も発表している。そちらに関しては後日詳細をお届けする予定だ。

BIORACER EPIC STRATOS BREEZE(ストラトスブリーズ)

BIORACER EPIC STRATOS BREEZE

STRATOS BREEZEの購入方法は2つあります

コレクションモデル(JP LTD)は、日本総代理店 株式会社クランノートのセレクトショップ CaLORS(カラーズ) で10月9日(金)から10月26日(月)まで予約を受け付けます。

チームやクラブのオリジナルデザインで作る場合は BIORACERカスタムオーダー をご利用ください。10月9日(金)から受付を開始します。EPICでカスタムウエアを作成したことがあれば1着から、新規オーダーは3着から作れます。

カスタムオーダーはどなたでもご利用いただけます。会員登録のあと、デザインのご相談とご注文ができます。最新情報はCaLORS公式LINEでお知らせしています。

※ CaLORSのコレクションモデルは予約商品のため、お届けは2026年12月末頃の予定です(目安)。カスタムオーダーの納期は大会別 納期逆算カレンダーでご確認ください。

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