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灼熱のヒルクライムで、脚を残す ― 低速でも冷える「氷」という答え

RIDE & CLIMB / 夏の登坂・ロングの暑さ攻略

灼熱のヒルクライムで、脚を残す。
低速でも冷える「氷」という答え。

夏の登り、後半で脚を止めるのは勾配だけじゃない。熱だ。しかも登りは速度が出ないぶん走行風が弱く、いちばん冷やしたい場面で、いちばん冷やしにくい。この「登りの暑さ」を、氷で背中から解いていく装備の話をする。

フルジップインタークーラーベスト2を着用して夏の峠を登るサイクリスト

登りは低速。走行風という“無料の冷却”がいちばん頼りにならない場面だ。

夏のヒルクライムには、独特の苦しさがある。斜度は変わっていないのに、後半になるほど出力が出ない。心拍だけが上がり、頭がぼうっとして、ペダルが重くなる。あれは「勾配に負けた」のではない。多くの場合、身体の中に熱がこもって、出力にブレーキがかかっているのだ。

やっかいなのは、登りこそ、いちばん冷えない条件が揃うという事実だ。平地なら時速30kmの走行風が汗を飛ばして身体を冷やしてくれる。ところが登りは時速10km前後まで落ちる。風は弱く、汗は蒸発せずに滴るだけ。しかも高強度で発熱は最大。「冷やしたいのに、冷える手段がない」——夏の登坂は、その板挟みの中で削られていく。

THE PROBLEM

登りで暑いのには、理由がある。

低速 = 走行風が弱い = 気化冷却が効きにくい

汗が蒸発するとき、身体から熱を奪う(気化熱)。この冷却は風があるほど強く働く。だから平地は追い風のように涼しく、登りは蒸し風呂になる。汗をかいているのに冷えないのは、蒸発に必要な風が足りないからだ。冷感インナーのような「気化頼み」の装備が、登りでいまひとつ頼りなく感じるのはこのためだ。

つまり、夏の登りを攻略する鍵は明確だ。風に頼らない冷却を、身体のいちばん熱がこもる場所に用意しておくこと。その答えが「氷」である。

THE ANSWER

だから、背中に氷を置く。

BIORACERのフルジップインタークーラーベスト2は、風頼みの気化冷却と、風がいらない氷の冷却を、一枚に組み合わせた冷却ベースレイヤーだ。首元中央に大型化したICE POCKETに氷を入れれば、速度が出ない登りでも、溶け出した冷水が背中の冷却パネルを湿らせ続け、体幹に近い背中を直接冷やしてくれる。走行風がなくても効く——ここが、登坂で決定的に効いてくる。

フルジップインタークーラーベスト2の首元大型ICE POCKETに氷を入れて背中を冷やす
首元中央の大型ICE POCKETに氷を入れ、背中を直接冷やす。走行風がなくても効くのが、低速の登りで決定的だ。※掲載画像は試作モデル(着用モデルは身長173cm・体重64kg・Sサイズ着用)。
−0.4
VERIFIED BY DEEP-CORE THERMOMETER

深部体温計CORE(コア)を用いたINTERCOOLERシリーズの検証では、同じコース・同じ強度で走った場合、着用時のほうが平均で約0.4℃ほど深部体温が低いという結果が得られている。この0.4℃が、垂れ始める瞬間を後ろにずらす。

HOW TO RUN IT

登りで効かせる、三つの手。

使い方はシンプルだ。①登坂区間に入る前に、ICE POCKETへ氷を仕込む(コンビニのロックアイスで十分)。②クールタオル部に水を含ませておくと、氷が溶けるまでの立ち上がりも冷える。③密着するぶん、暑さのピークや長い下りでは前ファスナーを下ろして風を通す——開け閉めは必須ではないが、前開きだから選択肢として持てる。氷が尽きたら補給ポイントで足せばいい。ライドの補給計画に「氷」を一項目、加えるだけだ。より詳しい暑熱対策の手順は、体温マネジメントの実践ガイドにまとめている。

フルジップインタークーラーベスト2を着て夏のコースを走るサイクリスト
登坂区間に入る前に氷を仕込み、補給ポイントで継ぎ足す。氷は、ライドの補給計画の一項目だ。

夏の登坂トレーニング

低速・高強度で熱がこもる練習向き。走り出す前の氷仕込みが効く。

激坂・峠の登り返し

風が消える区間ほど、氷の直接冷却が差になる。

夏のロングライド

後半の登りで垂れないための保険。補給で氷を継ぎ足す。

インドアのヒルクライム練

風のないローラー環境こそ、氷冷却の独壇場。

WHY THIS ONE

他の暑さ対策と、何が違うのか。

夏の冷却グッズは数あれど、登坂という「風の消える高負荷」に照準を合わせると、選択肢は絞られてくる。

冷感インナー(気化のみ)
走行風がある平地では快適。ただし低速の登りでは冷却が弱まりやすい。
保冷剤ベスト
冷たさは強いが重く、保冷剤の持続は短め。走行中の補充もしにくい。
走行中のかけ水
その場は下がるが一時的。すぐ乾き、繰り返す手間もかかる。
フルジップインタークーラーベスト2
気化(風頼み)+氷(風いらず)のハイブリッド。軽量ベースレイヤーで着たまま氷を補充でき、前開きで着脱・調整も自在。登坂に最適化。

「気化」か「氷」かの二択ではなく、両方を一枚で担う。だから、風がある区間もない区間も、途切れずに冷やし続けられる。これが、夏のヒルクライムでフルジップインタークーラーベスト2を選ぶ理由だ。

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この夏の登りを、氷で軽くする。

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なお、ジャージの下に薄く一枚で収めたい方には、インナーベースレイヤータイプのインタークーラーベスト2(¥15,900税込)もある。冷却の仕組みは共通。着脱と体温調整のしやすさで選ぶなら前開きのフルジップ、密着の軽さで選ぶならかぶりタイプだ。

編集後記 ― 編集者Kより

夏のヒルクライムで垂れたとき、たいてい原因を脚力や気合いのせいにしてしまう。でも本当の敵は、しばしば「熱」だ。そして登りは、その熱をいちばん逃がしにくい。風が消える場所でも冷やせる手段を一つ持っているだけで、きつい登りでの粘りが変わる。氷を仕込んで登る——去年より一段、涼しい夏になるはずだ。

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※本記事は一般的な暑熱対策の考え方を紹介するもので、医療的助言ではありません。無理のない範囲でご利用ください。※冷却効果は気温・湿度・風速など使用環境により変動します。※記載の販売実績・受賞歴・検証結果はINTERCOOLERシリーズ全体を含みます。※掲載の着用モデルは身長173cm・体重64kg、Sサイズ着用の試作モデルです。

文・編集:編集者K(CaLORS編集部)/ © CaLORS / Clannote

BIORACER公式通販サイトCaLORS

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