先日発売開始した「BIORACER サイクルレインジャケットKAAIMAN」。四国愛媛のショップGROOVE代表の平磯正吏さんに着用、インプレッションしていただきました。
【インプレッション】
※着用サイズ:M(大きめで着用:身長166cm体重58kg)
2019年の12/29〜1/3まで、約1,200kmという距離を走る中で着用しました。12/30は雨でしたが、気温は12〜16℃とそれほど寒くなく。宿の関係でこの日は約220kmほど走りましたが、レーシングスピードではなく、ファストパッキングスピードで25km/h平均で走っています。
1. 快適さ
雨で寒かろうが暑かろうが、ジャケットの内側は蒸れず湿らず、着ていないときと同じ状態なことに驚きました。それは着ているときではなく、目的地に到着したり雨が上がったときによくわかります。今回はバッグを背負っていたためにバックパネルにある通気口がふさがれた状態でしたので、『背中が蒸れるかな?』と思いきや、それもありませんでした。パネル一枚一枚のサイズ・形状が適正化されていることが乗ればわかる。この『普通に感じること』の素晴らしさは、走ることの辛さを知っている方であればよくお分かりになるかと思います。
2. 速乾性に優れる
良く乾く。走りながら濡れていても少し雨が上がるとすぐに乾き始めてくれて重たくならない。今までのレインウェアは撥水性や軽量さを売りにしていると思いますが、降られるとベタッと濡れて重くなるものです。しかし、これはすぐにサッと乾く素材です。
3. サイクリスト目線
実際に自転車に乗り使う人が作っていることがよくわかる。素材裁断法製まですべてがそうでした。乗っていてストレスがなく重さも感じない。不思議と濡れていても安心だった。手首と腰(裾)の防水ゴムもいい。
4. 見た目の違い
表面のボツボツがなぜあるのかは使えばわかる。恐らく空気抵抗を減らしながら、表面積を確保し乾かす効果を高めているように思います。
5. 安心感
若干大きく重量もありかさばりますが、このジャケットを持っていることの精神的安心感の方が大きく感じられました。私は基本雨の日は乗りませんが、今回のような超ロングライドやブルベや旅には、天候の崩れはつきものですから。着て『乾』も『温』も確保出来るのは有り難いアイテムです。
まとめ
私は山にも入るのでアウトドアブランドの他社製品のジャケットも使いますが、それよりもいい素材だと感じました。レーシングスピードや強度はあまり高くなかったのでその点はまだ未知数ですが、雨の中バンバン走るシーンはごくまれだと思うので、機能は十分ではないでしょうか?
日本人があまり使わないベストと同様、このジャケットを選び使う人はまだ少ないでしょう。しかし、最近のブルベ人気やアラウンドイベントに携帯すれば憂鬱な気持ちにならず走ることができ、これは最高だと思います。本物を知る人が本物を使う。これからはそういう時代になるでしょう。
この商品について改善してほしい点は少ないです。使ったのがまだ1日だけということもありますが、かなり製品として完成度は高いと思いました。少し重量、大きさがあるのでバックポケットには入りませんが、ラバー(風素材)の耐久性がこれからの評価のポイントになるでしょう。
むしろ、これだけの機能を備えているのでコンパクト化はあえてしなかったと想像します。最近の日本人は効率を求めてひとつですべてがまかなえるモノを良しとする傾向が強い市場なので、日本の市場にどれくらいマッチするか?ですが、サイクルベスト同様に、玄人好みなジャケットだと思いますので、ビオレーサー”らしい”商品だと感じました。

平磯様代表のショップGROOVEサイト:http://www.hiraiso.com/
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