サイクルウェア最大手BIORACERの「人・モノ・コトが紡ぐサイクリングの物語」

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アイコンテンペスト3/4ビブショーツインプレッション/最高の季節に欠かせない一着

アイコンテンペスト3/4ビブショーツインプレッション/最高の季節に欠かせない一着

ビオレーサーが2025FWコレクションに加えたアイコンテンペスト3/4ビブショーツ。ビオレーサー・ジャパンが日本市場の要望を本国に伝え、日本仕様として作成したジャパンリミテッドモデルである。早速それをスタッフが自腹で購入。使用感をお伝えする。

なおざりになっているカテゴリ

灼熱用から極寒用まで、豪雨から積雪まで、地球上のありとあらゆる気温と気候に対応したウエアを販売しているサイクルウエアメーカーだが、一つだけなおざりになっているカテゴリがあると感じる。ミッドシーズン用のビブニッカーである。

膝下までカバーしてくれる七分丈のビブニッカーは、夏用のビブショーツや、冬用のビブタイツと比べると商品数が少ない。ラインナップしていないメーカーもあるほどだ。しかし、サイクリストにとって「膝をカバーしてくれる」という非常に大きなメリットを持つ。もっと着目・注力されてもいいカテゴリである。

サイクリストと膝痛は切り離せない。ランニングなどに比べると膝へのショックが小さいため、膝に優しいスポーツだと思われているが、高強度で何時間も走り続ける人たちには適用されない。ペダリングにおいて最も大きく動く関節であり、傷害の発生率が高い部位である。向こうには“Biker’s knee”や“Cyclistʼs knee”という表現もあるほどだ。

 

サイクリストの持病、膝痛

そして、膝痛は気温と関係する。気温が低下すると、筋肉や腱の柔軟性が低下して膝関節の動きを阻害する。また、冷えによって血管が収縮することで、血流量が低下し、筋肉や関節周囲の組織に十分な酸素や栄養が届かないことも考えられる。その結果、疲労物質がたまりやすくなり、痛みやこわばりを引き起こしやすくなる。

もちろん膝痛の解消法はさまざまあり、発生原因も人それぞれだが、ウエアリングでできる工夫は膝の保温だ。保温なら脚全体を覆うビブタイツでもいいのではと思われるかもしれないが、タイツでは保温機能が過剰になることもあり、見た目も重々しくなってしまう。“肌寒い”と表現される秋と冬、冬と春の境目のこの時期には、膝まで保護してくれるニッカーが重宝する。

 

ニーウォーマーにはないメリット

膝の保温なら、ニーウォーマーで十分なのでは?とも思われるかもしれない。ニーウォーマーなら夏用のビブショーツを使いまわせるし、ニーウォーマーを買い足すだけだから安上がりにもなるし、と。

ニーウォーマーでもいいのだが、夏用のビブショーツは通気性が高くお腹周りが冷えてしまうこともあるし、なによりニーウォーマーは太ももに常にグリッパーが当たってストレスになることがある。ライド中にすれ落ちてくることも気になる。ニッカーならそんなストレスとは無縁だ。そういうわけで、この自転車界でビブニッカーは軽視されていると思う。もっと注目し重宝するべきだ。

だから、ビオレーサーが2025FWコレクションに加えたアイコンテンペスト3/4ビブショーツはすぐに購入した。その使用感をお伝えする。

Icon Tempest 3/4 Bibtights(2万6,000円)

この時期には欠かせない一着に

生地は夏用のそれとは異なり、撥水・保温・通気性などを兼ね備えたビオレーサーならではの高機能素材、テンペスト。裏側は肌触りのいい裏起毛で、朝走り出すときの寒さを解消してくれる。かといってヒルクライムで頑張っても熱がこもることもない。商品説明では推奨気温が5〜15℃と幅広いが、膝と違って脛は露出していても寒さにさほど影響がないので、5℃というのも大げさではないかもしれない。

スムーズパッドはふわりと腰部を包み込んでくれる優しいパッドで、テンペスト生地とよく合っている。膝部分のフィット感もよく、ペダリング中にゴワつくことはなく、かつ締め付けすぎて屈曲動作の邪魔をすることもない。海外メーカーのビブの中には、丈が長すぎてソックスと重なってしまうものもあるが、これは長さも適切だ。

写真では黒一色に見えるが、実物は太もも部分がリング状にグレーの生地になっており、ニッカーやタイツにありがちな見た目の“のっぺり感”がないのも嬉しい。

晩秋~初冬、晩冬~初春は、この日本において一年で一番気持ちのいい季節だ。そんな時期のライドに欠かせない一着である。


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