ニセコクラシック2026、日本人出場者たちの想い(vol.2)
来月末に迫ったニセコクラシック2026。今年はUCI グランフォンド世界選手権の決勝大会として開催される。アマチュアレーサーとして活躍する日本人選手たちにとっても特別な一戦となるはずだ。ニセコクラシック2026に参戦する日本人たちの想いを複数回に分けてお届けする。
井上 善裕さん(51)
小学生のときからツール・ド・フランスを観ていたことと、父親(1968年メキシコシティーオリンピックの自転車日本代表でもある井上三次さん)が競輪選手だったことがきっかけとりなり、自転車に乗りはじめました。自転車歴は今年で35年になります。現在は自転車店(イノウエレーシングサイクル)の経営と競輪の解説者をやっている、自転車を愛する51歳です。

主な戦歴は、2023年ツール・ド・おきなわ100kmマスターズ優勝、ニセコクラシック80km40代優勝、2026年ツール・ド・ふくしま2位、全日本選手権4位など。
父親と弟が過去に自転車の日本代表としてオリンピックや世界選手権に参加しているので、自分も一度は日の丸を……と思い、ニセコクラシック2026へ出場することとなりました。
乗りやすくて硬いけど脚が残るコルナゴV5RSで挑みます。目標は、まずは完走。8月は仕事が忙しく、万全の状態で望めないかもしれませんが、いつも通り、雰囲気とレースを楽しみたいです。

木村 裕己さん(33)
元々はアルペンスキーのトレーニングとして自転車に乗り始めました。今はRoppongi Expressの一員として自転車を楽しんでいます。ビックレースでは、これまでニセコクラシックとツール・ド・ふくしまで総合2位になった経験がありますが、勝てたことはありません(全日本選手権のマスターズ30代では2連覇中)。
北海道は自分が生まれ育った場所です。そこで世界選手権が開催されるのであれば出場しない理由はありません。本番には、デビューしたばかりのスペシャライズドのターマックSL9で挑む予定です。
自分の役割は無事に家に帰ることですが、地元開催はチャンスでもあるので、地の利を生かして自身のパフォーマンスを発揮するために頑張ります。とことん楽しみます。

小南舘 純さん(40)
神奈川県鎌倉市にあるスポーツバイクショップ「GROVE鎌倉」に勤めています。ロードバイク歴は16年ほど。もともとはマウンテンバイク、しかもダートジャンプやパークという競技的ではない遊び方で10~20代を過ごし、仕事がきっかけでロードバイクを始めました。
ロードバイクを始めてからしばらくはツーリング的なライドのみでしたが、7年ほど前にふと挑戦してみたツール・ド・おきなわ市民200kmで非日常感と刺激的な経験を味わい、レースにもハマりました。今こうして日々のトレーニングやレースをどっぷりと楽しんでいることが自分でも驚きです。

子供が産まれ、環境が変化した影響で数年はレースをお休みしていましたが、「あの刺激をまた体感したい!」と思い、今年、久しぶりにレース活動を復活させました。家庭平和のため(笑)、長い時間をかけたトレーニングがなかなか難しいので、日々の通勤や休日の周回練習など、高い密度と効率を意識してトレーニングをしています。
ツール・ド・ふくしまを目標にトレーニングを行い、無事に初の世界大会であるニセコへのチケットを獲得できたのを嬉しく思います。入賞を狙えるようなレベルではありませんが、ひとつでも上の順位でゴールできるよう頑張ります!




