BIORACER_Japanでは、海外の舞台にチャレンジしているアスリートをサポートしています。わたしたちはアスリートが挑戦する姿を伝え、自転車競技に沢山の方が興味を持ち、競技への理解や認知度が広がってほしいと考えています。
先日閉幕した東京オリンピックで女子オムニアムで銀メダルを獲得した梶原悠未選手もその一人。オリンピック閉幕の翌週にさっそく銀メダルをもってご報告にいらっしゃってくださいました。その様子をお届けします。
目次
1）東京オリンピックでのレースについて
1-1 オリンピックで投入されたビオレーサーの新しいウェア
1-2 オリンピック最後の種目
2）東京オリンピック後 これからの目標
2-1 競技と学業の並行は続く
2-2 パリオリンピックを目指す
2-3 レースは過酷なスケジュール
2-4 トレーニングで大切なこととは？
Q1：自転車競技で女子選手はじめてのメダル獲得おめでとうございます。ビオレーサー・ジャパンが梶原選手のサポートをさせていただいてもう7年が経ちます。高校生の頃から梶原選手を見てきた私達にとっても、銀メダルを獲得してお越しいただけるのは本当にうれしいです、ありがとうございます！！
当時「とても自転車が強い人がいる」と梶原選手をご紹介してくれた方がいたのですが、その方は今日のこの姿を見抜いていたのでしょうね
ビオレーサーさんとの最初の出会いは高校2年生の時です。それからずっとウェアをサポートいただいています。本当にありがとうございます。
Q2：東京オリンピックでビオレーサーのサイクルウェアを着用している国が多かったのは気付いてましたか？
リトアニア、南アフリカ、ロシア、ドイツ、中国などが着用しているのは気付いていました。ロードレースで新しい素材を使ったウェアをベルギー・オランダルク・センブルクが着用しているのも観ました。あれは新しい技術ですか？トラック用のウェアでも各国の選手には最新のタイムトライアルスーツが投入されていたのでしょうか？
- ロードレースで投入されたのはグラフェンという新素材で、東京の夏を想定して開発された冷却機能に優れたものです。
トラック用のタイムトライアルスーツについてはわたしたちビオレーサー・ジャパンのスタッフも詳細は分かりませんが、当日テレビでウェアをみてチェックしていました。見たことのない生地やパネル形状のものがありましたので、最新のウェアの可能性は高いです。現在は次々と新しい生地とパターンが出ているようで、オリンピックを観戦していても、『あれ？これは新しいな？見たことない生地だな？』とわたしたちも驚くことばかりでした。
Q3: オリンピック最終日の最後の種目だったことが注目を浴びましたね？お母さまはそれまでどう過ごしていましたか？
悠未とは毎日電話で会話していましたが、わたしはお互いの不安な気持ちを外に置いて会話しました。最後まで緊張感が続いて身体がもたないとはこういうことか、と実感しました。悠未を選手村に送り出してからの2週間というもの、食事がのどを通りませんでした。
選手の皆さんはもっと大変だと思いますが、それでもわたしにとってはちょっとでも不安な気持ちが会話に出ないようにと過酷な2週間でした。日本の選手の方が続々と金メダルを獲っていく中で、わたしたちも金メダルを取りたい！という気持ちが強まってきます。悠未にプレッシャーを与えないようにと心がけていました。そして、レースが終わった後は悠未も私も携帯が鳴りっぱなしで凄かったです(笑)
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