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ドリームチーム2026メンバーコメント/その挑戦は心に何を残したか(後編)

ドリームチーム2026メンバーコメント/その挑戦は心に何を残したか(後編)

2026年も富士ヒルは無事に終了した。同時に、ビオレーサー・ドリームチーム2026の活動にも一区切りつく。ドリームチームの一員として富士ヒルに挑んだ半年間を経て、何を思うか。メンバー全員のコメントを前編と後編に分けてお届けする。想像以上の結果となって歓喜の雄叫びをあげる者、目標には届かず悔し涙を流す者。結果はそれぞれだったが、ドリームチームという看板を背負い、夢と目標を公言し、注目を浴びるなかで挑戦し走り切ったメンバーの言葉は決して軽くない。

MACHA(マチャ)さん

富士ヒルの目標:シルバーリング獲得
富士ヒルの結果:シルバーリング獲得&自己ベスト更新(1:14:12)

「今回の富士ヒルクライムは私にとって4回目の挑戦でした。振り返ると、当日までの準備過程がこれまでで過去最高の出来でした。所属しているチームメンバーと共に試走を実施し、トレイン練習を重ね、Zoomミーティングで作戦や目標を共有するなど、多くの時間を一緒に費やしました。その準備の成果を、富士ヒル当日にしっかりと発揮することができました。

チームとして設定した目標は『74分30秒(シルバー獲得)』です。多くのメンバーがシルバーを獲得できるように試走を基にした計画を練り上げて臨みました。結果、多くのメンバーがシルバーを獲得することができ、五合目ゴール後にはみんなで歓喜の涙を流すことができました。

自分1人の力で獲ったシルバーではなく、チーム全員で掴み取ったシルバーだと思います。最高のチームと一緒に戦い、最高の結果を残せたことに心から感謝しています。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

ドリームチームの選出連絡をいただいたときは、『自分でいいのか』という不安と、『憧れていたチームの一員になれる』という大きなワクワクを同時に感じました。他の男性陣が自分よりも高い目標を設定しているなか、『本当に自分でも大丈夫なのか』と何度も自問自答しました。

それでも私は、『普通の人間でも、本気でコツコツ取り組めば目標に近づける。諦めなければ必ず変われる』ということを多くの人に伝えたいと思い、日々のトレーニングに励みました。

ドリームチームに参加して最大の収穫となったのは、公式試走会でした。自分より上の目標を持つメンバーたちが、75分シルバーペースで走ってくれたおかげで、身をもって正しいペースを体感することができました。また、ペーシングに関する具体的なアドバイスもいただき、とても勉強になりました。あの試走会でのシルバーペース走がなければ、必要以上に高い強度で無理をして走っていた可能性が高いと思います。

もちろんプレッシャーもありましたが、多くの人からたくさんの応援をもらい、それを力に変えてペダルを回すことができました。本当に感謝しています。ドリームチームの一員として走れたことは、私にとってかけがえのない経験となりました​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​」

 

ミドリおじさん

富士ヒルの目標:ゴールド/62分切り自己ベスト更新/年別優勝
富士ヒルの結果:66分43秒/シルバーリング/年代別13位/ベスト更新出来ず

「4月下旬から1か月続いた風邪で体調を崩し、納得できる練習ができない日々が続きました。それでも、たくさんの方々の応援に支えられながら、何とか最低限の状態まで仕上げようと必死にもがいてきました。

迎えた本番当日。感覚としては、何とかゴールドリングに届くかどうかという仕上がりでした。しかし今回の自分の役割は『みんなに夢を届けること』だと思い、プラチナリングを目指す列車に乗ってスタートしました。

結果としては前半でトレインから離れてしまい、その後は思うように脚が回らず苦しい展開に。何度か他のトレインへのジョイントも試みましたがうまくいかず、心が折れそうになる場面もありました。

そんななか、大きな支えとなったのが、アンバサダーのえーぞうさん率いるトレインに乗せてもらい、大沢駐車場まで力強く引いていただいたことです。それによって再び前を向くことができました。そして後方から来たゴールドトレインに合流し、もう一度踏み直すことができ、最後は力を振り絞ってラストスパートへつなげることができました。

目標達成という点では悔しさの残る結果でしたが、多くの方々に支えられながら最後まで諦めずに走り切れたことは、今回の富士ヒルで最も心に残った出来事です。夢を届けるつもりで挑んだ富士ヒルでしたが、実際には自分の方がたくさんの仲間や応援してくださる方々から夢と力をもらっていました。

自転車は1人で走る競技でありながら、決して1人では走れない。そんなことを改めて実感したレースでした。

今回、私は『夢や勇気を届ける側になりたい』という思いで参加しました。しかし実際には、多くの方に励まされ、多くの夢や力をいただく側になっていました。SNSでの応援やイベントでの声掛け、チームメンバーとの交流など、1人では決して得られなかった経験ばかりで、感謝してもしきれません。今回、自分自身の目標は達成できませんでしたが、挑戦したからこそ得られた経験や出会いは、それ以上に価値のあるものだったと思います。

富士ヒルは結果も大切ですが、それ以上に挑戦する過程や仲間とのつながりが素晴らしいイベントです。気負いすぎず、楽しむことを忘れずに挑戦してください。

新たな挑戦者達へ。今回、私が達成できなかった夢を託します。ぜひ後に続いてください。皆さんの挑戦が、また次の誰かの夢や勇気につながることを願っています」

 

るりさん

富士ヒルの目標:理想80分、現実85分、最低自己ベスト
富士ヒルの結果:85分7秒で目標タイム未達ながらも自己ベスト更新

「悔しさと嬉しさが混ざり合った、なんとも言えない感情の残るレースでした。もともと、2023年に自己ベストを出した自分に『もう一度勝ちたい』『超えたい』という思からドリームチームに応募しました。今回、目標タイムには届きませんでしたが、自己ベストを出した2023年の自分を超えることはできました。そこは素直に嬉しかったです。

ただ、85分を切れなかったことが自分で思っていた以上に悔しかったようで、ゴール後は喜びよりも先に悔さが湧き出てきて、涙が止まりませんでした。合流した彼に結果報告をしながら、しばらくボロボロ泣いていました。

ゴール後にレースを振り返ってみても『ここで垂れてしまった』『ああすればよかった』と後悔する場面はまったく思い浮かびませんでした。今の自分に出せる最大限で、最後まで走り切れたと思います。タイム以外の部分では本当にいいレースができました。

今回はメンバーのおこめさんと一緒に出走しました。スタート前に軽く打ち合わせをし、実際のレース中もペース確認や掛け声、交代の合図など、細かくコミュニケーションを取りながら走ることができました。その時間がとても楽しくて、これが後悔のない走りができた大きな理由だったと思います。下山後も、お互いにレースの感想を話しながら、今生の別れでもないのに別れが惜しくなってしまって、また泣いていました(笑)。

また、前日の登壇でメンバーのはちかなさんが『ナイスドリチって声をかけてください』と言ってくださったおかげか、レース中にたくさんの方から『頑張れドリチ!』『ナイスドリチ!』と応援していただきました。とても嬉しく、すごく力になりました。応援してもらえること、同じジャージを着て走る仲間がいることが、こんなにも励みになるんだと改めて感じました。目標タイムに届かなかった悔しさはありますが、それ以上に自分の成長や仲間と走る楽しさや応援してもらえる嬉しさを強く感じた、忘れられない富士ヒルになりました。

来年、富士ヒルに挑戦する方へ伝えたいのは、『ひとりで頑張るのが苦しいなら、仲間の力を借りてもいい』ということです。もちろん、最後にペダルを踏むのは自分自身ですが、そこまでの過程を一緒に頑張れる仲間がいるだけで、練習もレースも全然違うものになります。

自分の目標に本気で向き合いたい方、一緒に頑張る仲間がほしい方には、ぜひドリームチームに応募・挑戦してみてほしいです。きっと、タイムだけではない大切なものが得られるはずです」

 

えーぞうさん

富士ヒルの目標:自己PR更新 68分
富士ヒルの結果:自己PR達成 68分

「今年は自己PRを目標としていたため、あらかじめ目標タイムは決めていませんでした。今期の練習結果と直前の仕上がり具合から前日に目標タイムを設定し、ステムに貼るラップチャートを作成。目標は68分としました。

第3グループでスタートし、想像通りの展開を作ることができ、非常に楽しく走れました。一緒にスタートしたチームメンバーも軒並みPRをとれて最高の年となりました。また、多くの人にドリームチームジャージを認知してもらっており、声掛けからの集団形成もやりやすく、改めてドリチパワーを感じました!

ドリームチームのアンバサダーとして活動させて頂いて6年目。毎年の活動が単年で終わるのではなく、翌年以降の輪としても繋がるようになり、チームとしての楽しさや盛り上がりも毎年強くなっているように思います。どうしても人数は限られてしまいますが、何年も応募し続けてやっと選出された方も何名もいます。

来年も応募お待ちしています。大事なのは『速さ』ではなく富士ヒルにかける『熱量』です!」

 

にんにんさん

富士ヒルの目標:プラチナ
富士ヒルの結果:2回目のプラチナリング獲得(59分55秒)

「目的地に向かって張られた細いロープの上を、最後までバランスを崩すことなく渡りきった、そのくらい危うい状況のレースでした。一歩でも踏み違えればこの結果にはならなかったでしょう。

正直、今年のコンディションでは1時間を切ることは不可能だとレース当日朝まで考えていましたが、作戦、集団のメンバー、展開、コンディション、そして目標に向かって頑張るドリームチームの仲間の姿に背中を押され、最後までハイペースで走り抜けることが出来ました。この結果には自分でも驚いています。

もっと実力があれば選抜でも順位を気にするステージで走れると思うのですが、それは今後の課題と希望にしたいと思います。

アンバサダーとして毎年チームの活動に参加し、メンバーの頑張りを見ていますが、大の大人がスポーツの大会に向けて目標を設定して努力するだけでもすごいことなのに、『ドリームチームに選ばれたからには!』と覚悟を持って挑戦を続ける姿に自分も強く影響されます。そんなメンバー同士が高め合うことが出来る、素晴らしいチーム環境が生まれる場所だと思うので、次回の富士ヒルで目標を達成したい、お互いにいい影響を与え合いたい!と考える積極的な方には是非挑戦してもらいたい。そう思える最高のチームです。2026富士ヒルで共に目標を目指した皆さん、仲良くなれて本当に嬉しいです。ありがとうございました。また是非一緒に走りましょう!」

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