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【レースレポート 小坂光】JCXシリーズ第2戦 東北シクロクロス わたりラウンド/亘理町長杯

【レースレポート 小坂光】JCXシリーズ第2戦 東北シクロクロス わたりラウンド/亘理町長杯

(main cut/kasukabevisionfilmz)

概要

開催日:2024年10月27日(日)
レース会場:宮城県亘理郡亘理町 鳥の海公園
天気:晴れ 気温20度
スタート時間:14時10分
レース結果:3位

使用機材・アイテム

バイク:TREK BOONE
コンポーネント:SHIMANO Dura-Ace 9200
タイヤ:Challenge CHICANE(空気圧:前後1.6bar)
ヘルメット:TREK Ballista MIPS
ジャージ:BIORACER EPIC CYCLO-CROSS LONG SLEEVE AEROSUIT VAPORONE
シューズ:TREK RSL Mountainbike Shoe

photo/kasukabevisionfilmz

 

レポート

土浦での初戦からジャパンカップクリテリウムを挟んでJCXシリーズ第2戦に出場した。ジャパンカップクリテリウムでは、短時間でありながらもかなりの高強度で追い込むことができたので、一段階調子を上げて臨むことができた。

亘理は初めて走るコースではあったが、初戦を終えてバイクのセッティングなども準備できたので大きな不安はなかった。コースは海に面する堤防の斜面を利用した、ハイスピードでありながらキャンバー区間でターンを繰り返すテクニカル区間を含むもの。また、階段区間が長く、そこでかなりの体力を削られるので、レースにおいてはポイントになると感じていた。

3番手にコールアップされ、1列目からスタート。スタートは得意な方だが、この日はペダルキャッチに失敗し、少し出遅れてしまう。6番手~7番手でコースイン。コース前半は抜きどころがなく、間にいる選手を交わすことができないまま先頭との差がどんどん開いてしまう。

photo/kasukabevisionfilmz

2周目に入る頃には4番手まで順位を上げることができたが、調子があまり良くなかったのか、身体があまり動かずペースが上がらない。レース中盤は前方に鈴木選手と加藤選手のパック、単独で自分、後方に斎藤選手と野中選手のパックという展開になり苦しい状況が続く。

加えて比較的高い気温と乾燥の影響から脱水気味になってしまい、ラスト3周のシケインを超えたところで脚が攣ってしまった。ペースダウンせざるを得ず、後方から追い上げてきた野中選手に追いつかれてしまう。脚を攣り、さらに後ろから追い付かれるという精神的に辛い状況になってしまったものの、ここで焦ってしまうとさらに順位を落としてしまいてしまう可能性があるため、落ち着いて走る。

コーナー手前のブレーキング中や下り区間では脚を伸ばしたりして回復を図る。追い付かれたものの、野中選手もこれ以上ペースを上げられない様子。今シーズン、ランニングのトレーニング強度を例年より上げていたことが功を奏したのか、階段区間でアドバンテージがあると感じていたため、階段でペースアップして引き離しにかかる。

一気に差がついたので、ひとまず4位争いを終える。ラスト1周に入ると、2番手争いから遅れてきた加藤選手が視界に入ってきた。コース前半ではまだ差が大きく、追い付くのは難しい距離だと感じたが、階段で差を詰めれば追いつけるかもしれないと思い、諦めず踏み続ける。

加藤選手も思いのほか疲労していたのか、コース中盤には追い付くことができた。かなりきつそうに見えたので、再度階段でアタックすることに決め、集中する。最終周回ということもあり自分も限界だったが、階段をダッシュで登り切り、一気に引き離すことができた。残り距離は短いのでコーナーでミスしないよう慎重に走り、3位でフィニッシュ。

今期初めての表彰台に上がることができた。初戦の結果を受けて、ライバル選手たちのレベルが高く、表彰台に上がることは少し困難な目標かもしれないと感じていたので、結果を残せたことが純粋に嬉しかった。また、最後まで諦めない、自分らしい走りができたことも今後のレースに向けて自信になった。

サポート、応援ありがとうございました。

photo/kasukabevisionfilmz

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