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ポケットもジップもない。Cave Cooling Jerseyが室内専用になった理由

ローラー台用ジャージ BIORACER Cave Cooling Jersey(ケイブ クーリングジャージ)のPolartec Delta 凹凸編みの生地

ローラー台用ジャージは、風のない室内で流れ落ちるだけの汗を、蒸発による冷却に回すために作られたジャージです。外を走るジャージと違い、ポケットやジップを持たず、肌に密着して汗を生地の面に広げる構造を取ります。BIORACER(ビオレーサー)のCave Cooling Jersey(ケイブ クーリングジャージ)は、26-27FWで登場したインドア専用のモデルで、Polartec® Delta™を採用しています。

この記事では、ローラー台用ジャージが外用ジャージや上半身裸、ベースレイヤー1枚とどう違うのかを整理したうえで、Cave Cooling Jerseyの仕組みと、編集者Kが実際に室内で使った感想をまとめます。26-27FWコレクション全体は26-27 FW COLLECTION発売のお知らせで紹介しています。

文:編集部 K(身長173cm・体重63kg/着用サイズS)

ローラー台用ジャージは外用ジャージと何が違う?

外を走れば時速30kmで風が当たり、汗はかいたそばから乾きます。ローラー台ではそれがゼロになる。扇風機を回しても、肌の上の汗は粒になって流れ落ち、床とサドルとハンドルを濡らすだけで冷却には使われません。室内で起きているのは「暑さ」より「汗が蒸発しない」ことなので、ジャージに求める役割が外とは変わります。

外用ジャージローラー台用ジャージ(Cave)
生地の役割風を受けて汗を乾かす。日差し・小雨への対応汗を面に広げて蒸発させる。扇風機の風を直接受ける前提
ポケット背中に3つ。補給食・スマートフォンなし。室内では入れるものがない
フロントジップあり。走行中の換気調整なし。毎日洗う中で一番先に傷む部品を省く
フィット風のバタつきを抑える肌に密着させて汗を広げる。緩いと冷却が働かない
使用目安外気温で選ぶ15〜30℃(室内)

上半身裸やベースレイヤー1枚と何が違う?

室内では「上は裸」「ベースレイヤー1枚」で乗る人も多いので、その2つとの違いも整理します。

上半身裸汗が粒になって流れ落ちる。風の当たる面だけが乾き、床に落ちた分は冷却に使われない
ベースレイヤー1枚本来は汗を外側のジャージへ渡す層。1枚だと渡し先がなく、飽和して肌に張り付く
Cave Cooling Jersey一番外側で扇風機の風を直接受ける前提の生地。汗を面に広げて蒸発させ、濡れきっても肌から浮いて風が通る

困っていなければ裸でもいい、というのが前提です。ただ、肌の上の汗は流れ落ちる分が冷却に使われていません。汗を生地の面に広げて蒸発させれば、同じ扇風機の風で冷える量が増え、サドルやハンドルに落ちる汗も減ります。

Polartec® Delta™はどう汗を冷却に変える?

Polartec® Delta™は、水を弾くポリエステルと水を吸うテンセルを編み混ぜた凹凸構造の生地です。吸う側が肌の汗を取り込んで面に広げ、弾く側が生地を肌から浮かせて風の通り道を作ります。蒸発する面積が肌より広くなるので、同じ風で奪われる熱が増えます。編み目に高さがあるので、濡れきっても肌に張り付かず、動きの邪魔をしません。

ローラー台で汗の粒が流れる前腕
室内では汗は流れ落ちるだけ
ローラー台用ジャージ Cave Cooling Jersey Oily Slick 正面 肌に張り付かない生地
濡れても肌に張り付かない
Cave Cooling Jersey 背面 バックポケットのない腰
バックポケットのない背面

なぜポケットもジップもないのか?

室内では、補給食もスマートフォンも手の届く机の上にあります。室内用のジャージは毎日着て毎日洗うので、Caveはパーツをできるだけ少なくして、毎日使う中での故障のリスクを減らし、そのぶんを価格に還元しています。フロントジップも、毎日洗う中で一番先に傷みやすい部品なので省き、ジップのないフィットでトレーニングに集中できるようにしています。袖はCleanCutスリーブで肌に密着し、ダンシングでもめくれ上がりません。

編集者Kは実物をどう感じた?

インドア派なら持っていて損のない一枚です。私もビブショーツに上は裸でローラーに乗る派でしたが、Caveを着てからは、着られる日には着ておこうと思うようになりました。汗がぼたぼたと垂れないのは、思った以上に不快感をなくしてくれます。実際にCaveを着て扇風機に当たっているほうが、裸より涼しく感じることもあります。素材は柔らかくてパジャマにしたいくらい。それはないか。でもそれくらい心地いい。ポケットレスでさらにジップレス、Tシャツ型のすごいやつ。なのにピタッとフィットする。見た目もかっこよくて、冬のローラーのモチベーションが上がります。(編集者K)

Kの見立てでは、裸より涼しく感じる場面があることと、汗が垂れない不快感の少なさが、毎日着る理由になっています。

Cave Cooling Jerseyのスペックとカラー

品番BR15408
用途インドア専用(ローラー台・高強度セッション)
使用目安温度15〜30℃(室内)
素材Polartec® Delta™
構造バックポケットなし・フロントジップなし・CleanCutスリーブ
フィットBODY FIT(肌に密着して汗を広げる前提)
カラーGalaxy Grey/Oily Slick
サイズユニセックス XS〜3XL
価格¥13,800(税込)

Galaxy Greyはグレーのベースに濃淡のパターン、Oily Slickは水面に広がる油膜のような流れ模様を白のベースにプリントしています。生地・構造・サイズは共通です。

下は何を合わせる?

室内では脚も冷えないので、下は夏用のビブショーツです。1時間以上乗るならパッドの蒸れが一番の不快感になるので、通気性の高いパッドを選んでください。BIORACERのパッドの違いはサイクルウェアの選び方で整理しています。

サイズはどう選ぶ?

肌に密着させて汗を広げる前提なので、普段のジャージと同じか、迷ったら小さいほうが目安です。緩いと生地が肌から離れて冷却が働きません。確認にはサイズチャート(ICON)か、身長と体重から目安が分かるサイズ診断ツールが使えます。

CaLORSでの販売は本国(ベルギー)からの取り寄せで、発送はご注文後 約7〜14営業日が目安です。ご注文確定後のキャンセル・サイズ変更はできません。サイズに迷う場合はご注文前にお問い合わせください。

よくある質問

Q. ローラー台用ジャージは本当に必要?裸ではだめ?
困っていなければ裸でも構いません。ただ、肌の上の汗は流れ落ちる分が冷却に使われません。汗を生地の面に広げて蒸発させると、同じ扇風機の風で冷える量が増え、サドルやハンドルに落ちる汗も減ります。

Q. Cave Cooling Jerseyは外で着られますか?
インドア専用の設計です。ポケットとジップを省いているので、外を走る日は夏用のジャージをお使いください。

Q. 洗濯はどうすればいいですか?
裏返して洗濯ネットに入れ、洗濯表示に従ってください。界面活性剤の入っていない洗剤をおすすめします。尖ったものや引っかかるものと一緒に洗わないでください。

Q. メンズ・ウィメンズの区別はありますか?
ユニセックスで、サイズはXS〜3XLです。

Q. どこで買えますか?
日本総代理店 株式会社クランノートのセレクトショップ、CaLORS(カラーズ)で販売しています。

26-27FWの全アイテムはCaLORSの特集ページとコレクションページで見られます。

BIORACER 26-27 FW COLLECTION

BIORACERのウェアには2つの入口があります。

Cave Cooling Jerseyをはじめとする26-27FWのコレクションモデル(既製品)は、日本総代理店 株式会社クランノートのセレクトショップ CaLORS(カラーズ) で購入できます。

クラブやチーム、仲間とのオリジナルデザインで作るなら BIORACERカスタムオーダー。新規1デザイン3着から、追加は1着から作れます。

カスタムオーダーはどなたでもご利用いただけます。BIORACER カスタムオーダーサイトの会員登録のあと、デザインのご相談とご注文ができます。

※ 表示価格は税込です。CaLORSの発送目安は本国取り寄せのためご注文後 約7〜14営業日です。

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