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【Bioracerお客様】UCIグランフォンドワールドシリーズ「ニセコクラシック」参加の皆さまからのレポート – vol.2


BIORACER Japanでは、サイクルスポーツ強豪国である本国ベルギーをはじめ、ドイツ、オランダ、ルクセンブルグなど各国ナショナルチーム採用サイクルジャージ同様の、ハイクオリティなカスタムサイクルジャージを日本のお客様にお届けしています。

7月6日・7日、北海道ニセコ町で開催されたUCIグランフォンドワールドシリーズ「ニセコクラシック」に参加されたお客様からお寄せいただいたレースレポートをお届けさせていただきます。今回は、ONE-UP CEREZO RACINGの加藤様(画像左)、山崎様からのレースレポートをお届けします。

ONE-UP CEREZO RACING・加藤 智信様レースレポート

今シーズンは仕事との兼ね合いで、短距離のレースを狙うと決めており、ニセコのタイムトライアルがUCI公認になったことや、元々タイムトライアルが苦手ではなかったことから、今シーズンの最大の目標として臨んだ。
加えて、3年前に世界選手権に出場した際、タイムトライアルは準備不足と体格の差で日本人同士のビリ争いになってしまった苦い思い出もあり、リベンジしたいという思いもあった。

タイムトライアルのコースは昨年とは一新されたということで、前日夜に試走した。試走の結果では純粋な平地が少なく、アップダウンやコーナーが多いため、常に踏み続けないとパワーが出せないという印象だった。
そんなわけで、レース当日は、スタート地点の前の坂で、登りで踏んでいく感触を確かめながらアップをした。僕自身のバイクはもともとロードバイクとして使っていたものを改造しているということもあって、純粋なTTバイクよりはハンドリングが良いので、とにかく下りで踏んでタイムを稼ぐこと、コーナーで減速を最小限にすることを意識した。
前半は予定ワットを少し上回る値を出し続けられ、調子のよさを感じていた。しかし、予想通り、中盤のコーナーが連続する区間では落車を恐れるあまりつい強めにブレーキをかけて立ち上がりで消耗してしまった。パワーメーターを見ながらきつい中でもパワーを落とさないように意識して、淡々と距離を消化していった。

最後の直線で、前に選手が一人見えたので、それを目標にしてパス。その後、最後のアップダウンでもさらに前に選手が見えたので、その選手めがけてフルもがきで迫り、ゴールラインでほぼ並んでゴール。予定ワットよりは低かったものの出し切った。
レースが終わった時点で二位。一位との差は約10秒とのことで、小さいようで大きな差だったから相当悔しかった。でも、中々20分台の選手が現れず、意外と表彰台に乗れるのではないか、とひそかに期待していた。そんなことを考えながら友人とサイクリングに行って戻ってきたら、いつの間にか4位に。世界選手権の出場権を取れたという意味ではうれしいが、表彰台に上がれないという意味では一番悔しい順位。この悔しさを世界選手権で晴らせるように、トレーニング、ウェイトアップをして、さらに強くなって9月のポーランドに臨みたい。

リザルト:個人タイムトライアル Men 19-34クラス 4位

ONE-UP CEREZO RACING・山崎 誠一郎様レースレポート


今年のテーマ:月800kmほどの練習でいかに長距離レースにおいて成績を残すか

私は北海道にある某国立医大在学中なので、大会に向けて出発したのは土曜の朝。本州の方々の苦労を思えば車を250km運転するのはそれほど大変なこととは言えない。
着いたら、チームメートがTTで年代別優勝していたので、急遽応援に駆けつける。試合前に良いものを見させていただけた。 受付をしたらバイクを組み立てて、前日の試走は地元のチームメート+K橋元プロとさせてもらった。前日にやるべき強度で適切なことをこなしていくのに同伴させてもらえたのはありがたかった。
夕食はCerezoのK藤さん、そのお知り合いのK林さんと近くのレストランでとり、非常に楽しくお話させてもらえた。 翌朝早いので、早めにホテルに帰って就寝。

当日は4:15分に起床して、朝食をとったらアップ開始。今年もそうだったが140kmはパノラマラインの長い登りまでがかなりハイペースで進むので、用意できるならローラーをしておいたほうが体には優しい。アップが終わったら預ける荷物をまとめて、補給食を詰め込んでスタート地点へ。預ける荷物には受付でもらえるドリンクチケットを入れておくと、レース後すぐに低血糖になりかけの体にソフトドリンクを補給できる。個人的にはクラシックは諸々の理由により、あまり早くからスタート位置にバイクを並べない。北海道の早朝は夏でも涼しすぎるので、レース前の体には不適なのが主な理由。

そうこうして知り合いの方々に挨拶しているうちにあっという間にスタート。今年は去年とは打って変わってCOMカーのペースが優しい笑。(去年はついて行くのに300W中盤は必要だった)リアルスタートまでに超有名人たちが最前列まで上げてくる。特にすごかったのがK橋元プロで、年代別の最後尾から最前列に行って、COMベンツの真後ろにつけていた。あれがきっと最高のポジション。

いつも通り急な下りの前までに少し足を使ってポジションを上げておく。このコースでは下りきった後のコーナーの立ち上がりが登りというレイアウトだから、後ろは厳しい。下りも80km/h以上出るのにかなりコーナータイトだし。

例年と異なったのはこの序盤のアップダウン区間のペースで、明らかに過去最速のはず。40km地点までで少し足にきてるという異常事態。

パノラマラインの長い登りに入るとじわじわペースが上がりだし、遅れ始める。毎年世界選手権の枠を獲得している人たちも一緒なので、ここは安心して先頭集団を見送る。
みんな序盤で足にきていたのか、パノラマで第2集団は控えめ。

長い下りの後の最初の補給所でやらかして、集団がダッシュしたのに合わせて雑にペダルを踏んだ瞬間どうにもならないほど片足がハムストリングが攣ってしまった。人生で最もひどい攣り方で、完全に脚が止まってしまった。そんな僕を尻目に集団は平坦なのでどんどん加速していった。
流石にTHE END だと悟った。例年19-34歳の部で世界選の枠が取れるのはこの第2集団まで。ここからこぼれ落ちる=世界選無理ということ。

しかし、攣ってもある程度は踏めるので、追い風に乗って50km/h弱で平坦を単独巡行。向かい風区間で、第3集団に拾ってもらい105km地点からの2回目の長い登りへ。

ガッツリ攣った既往のある脚なのでここからは上りで上げすぎないように気を付け、周りのまだ脚のある方々に声をかけてうまくパックを作る。登りは一人でも問題ないが下りといくばくかの平坦では絶対に仲間がいた方が速い。たとえ登りで少し待ったとしてもだ。

実はこのレース、最後の35kmで少し結果は変わる。

この区間の嫌というほど繰り返されるアップダウンをいかに、淡々と切り抜けられるかで意外とタイムに響く。例年の自分は無理して先頭集団や第2集団にかじりついていたため最後の35kmをゾンビになっていたが、今年は脚がなくてそれをしなかったおかげで後半を淡々と走れた。自分だけの力ではなく、僕の呼びかけに応じて下さった周りの方々のお陰もある。ゴール後ありがとうと数人に言っていただけたが、こちらこそありがとうございました。お陰で、脚はなくても走り続けられました。

最後の数キロでカッコ良い人の姿も見た。世界選の権利を既に取っているからであろうか、周りと談笑しながら走るイナーメのK野さんたちがいて、僕たちが追い越すと周りの数人をまとめて物凄いペースで走り出した。全く話したことはないけど、最後尾にただ乗りさせてもらった。牽きに牽いて潰れたK野さんは、穏やかな顔で下がっていった。流石に申し訳なさ過ぎて追い越すときにありがとうございましたと言っておいた。本当の強者の姿を垣間見て、分野は違ってもいつかこんなカッコイイことをしてみたいなと思ってしまった。

確かに今年の自分は新カリキュラムでの臨床実習が始まって、過去最も練習量を落としたが、その中でも極力言い訳の無いように準備した。結果的に世界選手権の権利はあと一歩のところで届かなかったが、そこに一切言い訳はない。これが今の実力。

また来年挑戦してもいいかなと思った。諸事情により、きっと今より練習できているはずだ。

リザルト:ロードレース 140km Men 19-34クラス 49位

ONE-UP CEREZO RACING・チームのレースレポート

One-up Cerezo Racingは昨年、UCI GranFondo World Seriesを転戦することを主眼に設立されたチームです。チーム代表の加藤智信と井上渓太が2016年の世界選手権@オーストラリアに参加して非常に楽しかったため、このワールドシリーズを転戦しながら楽しく世界選手権を目指そう、という目的で運営されています。

昨シーズンは、加藤と井上が社会人1年目ということもあり、中々チームの運営ができず、今シーズンになって、BIORACERさんのサポートでチームジャージができ、3月に初めてオーストラリアに遠征に行く、と出来立てほやほやのチームという状態です。

ニセコクラシックは今シーズン、チームとしては二戦目です。しかし、チームメイトがそれぞれ実業団チームなどに入っていることもあり、レースではチームジャージを着ないという特殊な状態でもありました。それでも、アップや試走の際にはチームジャージを着て、チームとBIORACER製ジャージのアピールを意識しました。

今回はTTに加藤、ロードに山崎の合計二名がそれぞれのレースに臨みました。初日は、タイムトライアルを得意とする加藤が手堅く4位に入り、世界選手権の出場資格を獲得し、昼にはロードレース会場で山崎と合流、チームで写真を撮ったり、明日のレースについて話したりと、チームらしい活動をしました。

二日目は昨年もニセコに出場している山崎が上位25%を目指して果敢に挑戦しました。世界選手権出場が見える位置でレースを続けたものの、最後惜しくも集団からドロップし、あと少しのところで上位25%を逃しましたが、次につながるレースとなりました。
当チームは今後もGranFondo World Seriesを中心に積極的に国内外に遠征する予定です。ぜひ応援をよろしくお願いします。

チームHP:ONE-UP CEREZO RACING


「ニセコクラシック」参加の全ての皆様、どうもお疲れ様でした。
ニセコクラシックでは、各年齢別上位3名とスタート時のライダー総数から上位25%内の完走者に「UCIグランフォンド・ワールド・チャンピオンシップ」への出場権が与えられます。
現在、7月18日木曜日まで「UCIグランフォンド・ワールド・チャンピオンシップ」出場用特別デザインアイテムのご予約を受け付け中です。是非、ご検討ください!

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