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【Bioracerサポートライダー】パラトライアスロン日本代表強化指定選手 梶鉄輝選手インタビュー Vol.1


BIORACER_Japanでは、海外の舞台にチャレンジしているアスリートをサポートしています。JTUパラトライアスロン育成強化指定の梶鉄輝選手は、昨年の「ITU世界トライアスロンシリーズ横浜大会」のエイジパラ部門では、スイム・バイクとも1位、ランでは12位で、見事総合1位を獲得。また、冬シーズンはシクロクロスのC1カテゴリーに参加するなど精力的にレースに参加しています。さらに、2018-2019年のシクロクロスシーズンには、自ら計画して単身ベルギーに渡りシクロクロスレースに参戦するなど積極的に海外のレースにも挑戦しています。
そんな、梶選手にトライアスロンシーズン前の4月中に貴重なお時間をいただきインタビューさせていただきました。

東京パラリンピック出場のために


Q. 東京パラリンピックに出場を目標にされているかと思いますが、選考されるための基準を教えてください。

2019年の6月から2020年6月までを基準として、期間内の選考基準となる大会でポイントを獲得できた上位3大会分のポイントを合計して世界ランキング上位9名に入る必要があります。また、選考基準となる大会に参加するためにも、ITUの基準が設けられています。

内訳は、(1)当年分のポイント(ポイントを獲得できた上位3大会分)に加え、(2)その大会から約2年前までの上位3大会で獲得したポイントに係数を掛けて算出します。その点で、私は昨シーズンパラトライスロンに参加しなかったため、その分ランキングが低くITUランキングは17位です。それでも、今シーズンが終了するころまでにはポイントを獲得して、来シーズン前半では大きな大会に参加して十分勝負できると思っています。

【豆知識】ポイントの基準は、世界選手権が700、World Para Seriseが550、大陸選手権が500、World Cupが450、各国選手権が150、という5つのランクに分かれています。

コーチからは、今年の世界選手権に出場して5位以内に入れば、あとはアジア選手権はほぼ優勝できると見込んで、その後の選考基準の大会にはほとんど出場できると考えています。正直、今年のイタリア大会に出場できなかったのが誤算となり少し厳しい状況ではありますが、2019年はワールドカップに参加して勝っていこうと思っています。また、10月に開催されるトルコ、ポルトガルのレースまで参加したいと思っています。

最終的に東京パラリンピックへの出場が確定するのは2020年の6月ですが、実質は4月か5月にはほぼ確定するのではないかと思っています。また、今年の年末には各選手の獲得ポイントとその後の大会で獲得できるポイントが確認できるので、出場できそうな選手も分かってくると思います。

現在のライバルと今後の課題

現在、ITUランキングで上位3名までは別格で、ITUの健常者の大会にも出場しているほどの強い選手です。その次に、その3人に喰らい付くくらいの選手が5〜6名いる状況ですが、自分もその中に絶対に入らないといけないと思っています。また、現在ランキング上位ながら年齢的に落ちてくる選手と、下から上がって行けそうな選手もいるので、自分はその中で上位に上がっていける選手の一人になりたいと思います。

冒頭でも言った通り、現在私のITUランキングは17位ですが、ランキングの近い14〜16位前後の選手達が保有ポイントが少ないながらも上位を目指して頑張っているので、私も一緒に上位3名の選手に迫っていきたいと思います。

現在、トップとは水泳で1分、自転車で45秒、ランニングで2分ちょっとくらいの差があります。そこで、まず水泳で30秒縮められれば上がった後の流れも含めて上位についていけるので、1分の差は埋められると思います。自転車も45秒ですが、水泳の流れのままトップと一緒にバイクに入って、前が見える程度の距離で走れればそれ程つらくはないので、十分ついて行けるのではと思います。

トライアスロンでは、自転車競技と違いドラフティング禁止なので前走者のすぐ後ろにつくことはできませんが、ドラフティングにならない微妙な距離を保ちつつドラフティングみたいな状態で追走できると精神的にはかなり楽です。そして、そのままランニング勝負になればと思います。

今、ランニングは強化している最中なのですが、自分の中では一番伸び代を感じていまして…まだシーズン始まっていないのではっきりとした数値は分からないのですが、自分のなかではワクワクしています。3月に宮崎で合宿を行ったのですが、ランニングが徐々に上がってきていたのですが少し追い込みすぎてふくらはぎを痛めてしまい、少しの間練習できていませんでした。でも、4月下旬から練習を再開して、まだ少し違和感は残っていますが痛みは出ていないので、この後スペインの大会で走って調子を確かめてきたいと思います。

今年のレースについて

Q:パラリンピックに向けた戦いで、今年は国内レースにほとんで出ず、海外レース中心と伺っています。代表選手に重要なことや行っていることがあれば教えてください。代表選考については冒頭に伺いましたが、まずはワールドカップがメインでしょうか?

アジアに関しては、従来から長く日本代表をされてきたベテランの方に勝てば問題なく優勝できると思っています。そこで、ワールドカップをメインに海外のレースに参加しようと思っています。特に、ワールドカップのヨーロッパの大会で上位に食い込めればITUでも評価してもらえる可能性があります。

また、1つだけインビテーション枠というのがパラリンピックの出場枠にあるのですが、IPCや別の組織委員会の選考でポイントランキング上位9名とは別に、ワールドカップで活躍した選手や直近の大会で上位9名に勝った等の条件でパラリンピックに出場できる可能性があります。そのため、とにかく最後まで頑張れば可能性は開けるので、どのような戦いになるかやってみないと分かりませんが挑み続けたいと思います。

4月後半にスペインに遠征します。スペインはトライアスロンではなく、デュアスロン・アクアスロン・クロストライアスロン3種目の世界選手権になります。イタリアで開催されるトライアスロンも同じ時期に重なったのですが、残念ながら現在の私のITU(国際トライアスロン連合)ランキング(17位くらい※)では出場できないので、スペインにフォーカスして参加を決めました。なお、パラでMTBに乗れる選手はかなり希少なので、クロストライアスロンでは、私も含めて2名のみのエントリーなのですが頑張ってきます。

※インタビュー時ランキング、現在のITUランキングは14位。

4月30日にスペインのポンテベドラで行われたITU世界パラクロストライアスロン選手権、ITU世界パラアクアスロン選手権で梶選手は男子PTS5クラスで見事優勝、表彰台に上がりました。また、ITU世界パラディアスロン選手権でも4位に入賞しました。

6月に横浜で開催される世界トライアスロンシリーズ横浜大会も、来年の東京パラリンピック開催をひかえ国内でも一番人気とも言える大会ですが、残念ながら今年の参加は難しそうです。

Q:スペインでの大会はナショナルチームの代表として出場するそうですね?

はい。なので、残念ながらビオレーサーではないウェアを着て走ります。できればビオレーサーを着たいのですが…こればかりはしょうがないですね。でも、可能ならナショナルチームのジャージもビオレーサーでサポートしていただけたら嬉しいですが。

また、各選手様々なメーカーのジャージを着用していますが、僕が着てるビオレーサーのジャージは他の選手から羨ましがられますね。ナショナルチームでは着られませんが、ワールドカップにはビオレーサーで参加できるので嬉しいです。

また、今年はシクロクロスでどこまでやれるかと言う思いもあります。シクロクロスの全日本選手権で優勝して、海外でU23の全日本チャンピオンジャージで走りたい、との思いはありますが、今年はパラリンピック出場へ向けて集中したいので、現在はどうなるか分からない状況です。

>> インタビューvol.2に続く…

2018年大会成績

トライアスロン競技
Lausanne ITU Paratriathlon World Cup 3位
2018 Mt.Mayon ASTC Paratriathlon Asian Chanpionships 優勝
2018 Edmonton ITU Paratriathlon World Cup 12位
2018 Magog ITU Paratriathlon World Cup 2位
2018 Eton Dorney ITU Paratriathlon World Cup 7位
世界トライアスロンシリーズ横浜大会 エイジパラトライアスロンの部 優勝

自転車競技
2018 日本パラサイクリング選手権 ロード大会 3位(パラサイクリング競技)
中国シクロクロス 葡萄浪漫館 優勝
関西シクロクロス 希望ヶ丘C1 優勝
関西シクロクロス 堺みなとグリーンひろば 2位

2019年レース予定

目標:アジア選手権優勝と世界選手権での表彰台
4,5月:ITU Muitisport Pontevedra 2019(世界選手権)
5月:2019 Yokohama ITU World Paratriathlon Series
6月:2019 Gyeongju ASTC Triathlon Asian Championships(大陸選手権)
6月:2019 Montreal ITU World Paratriathlon Series
7月:2019 Magog ITU Paratriathlon World Cup
8月:2019 Tokyo ITU World Olympic Qualification Event
9月;2019 ITU World Triathlon Grand Final Lausanne(世界選手権)
10月:Alanya ITU Paratriathlon World Cup
10月:Funchal ITU Paratriathlon World Cup

弊社では、昨年度よりスポンサーとして、上記デザインのBIORACER製サイクルジャージ、トライウェアを支援させていただいています。レース会場で見かけたら、ぜひ梶選手への声援をお願いします。


【サポートライダー】梶鉄輝選手ご紹介
1999年12月17日生まれ、兵庫県川西市出身。小学2年時に関西シクロクロス大会で初優勝したのをきっかけに自転車競技を開始。中学校1年時のロードバイク練習中の交通事故により右腕に大きな障害を負ってしまう。それでも、退院した翌年にはヒルクライムレースに復帰、リハビリに取り組みながらも自転車競技を継続。高校では自転車競技部に入部、兵庫県自転車競技連盟から県代表に選ばれ、全国高校選抜自転車競技大会に出場する一方、マウンテンバイクやロードレースにも参戦、入賞も多数。高校3年生時には、文部科学省の留学支援制度で、自転車競技の本場ベルギーへの自転車留学も経験。

梶選手HP:http://tetsukikaji.com

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