【Bioracerサポートライダー】池本選手にきく海外シクロクロス事情 – 2019 Vol.5 オランダ遠征レース編・その2

BIORACER, サポートライダー/チーム


BIORACER_Japanでは、海外の舞台にチャレンジしているアスリートをサポートしています。40歳を過ぎシクロクロス競技に挑戦し続けている池本真也選手(和光機器-BIORACERチーム)は、今シーズンも恒例のオランダ遠征を予定するなど、精力的なレース活動を続けています。今シーズンは、池本選手に海外遠征にかける想いや、海外のシクロクロス事情、レースに向けた調整の仕方、さらには海外に挑戦する若い選手たちに伝えたいことまで、連載でお届けします。

前回に引き続き、池本選手がオランダで参加したレースのレポートをお届けします。今回は、今年の初めに参加したレースのレポートです。

オランダ ナショナルレース Sint-MIchielsgestel・オランダ遠征第四戦

種目:シクロクロス 40分 (マスターズクラス)
開催日時:2019/1/5(土曜日)
場所:オランダ Sint-MIchielsgestel
天候:小雨 気温7度
チーム名:和光機器-BIORACER
結果:16位

ステイ先から10㎞ほどの近所の街Sint-MIchielsgestelで開催されたレースに参加しました。この町は元世界チャンピオンのリシャール・グローネンダールの地元で2000年には世界選手権も開催された街です。3年前も参加したコースでホテルの敷地内の森や芝生、砂場を使ったコーナーの多いテクニカルなコースで直線部分が少ないコースでした。今回のレースもオランダ在住の荻島美香さんがサポートに来てくれて、会場にはヒュープさん夫妻も応援に来てくれました。


11:45にスタート。来週にオランダ選手権が控えているためにレースを求めた選手が70人弱の選手が参加している。オランダのナショナルポイントを持っていないので、今回も後方からのスタートだが自分の走りをするだけだ。スタート後の直線路で前に上がり、キャンバーやコーナーで渋滞するけど、すぐに解消される。スピードが落ち切らないコース設定と優れたテクニックを持つ選手達が参加しているレースはスムーズだ。数少ない直線路は、気後れせずに踏み倒して、徐々に前に上がり先日のレースで一緒に走った選手の後ろにつけ、テクニカルな区間で前に上がる。オランダの選手はテクニカルな区間も速いし、ストレートは馬鹿みたいに踏み倒すから休まる事なく苦しくて吐きそうだ。ヒュープさんが指示を出しながら応援してくれて、ヨダレを垂らしながら集団をジャンプアップして賞金県内の16位でゴール。


日本の小手先の細かさのコースとは違い、テクニカルなコースながらもスピードが落ち切らないコースなので非常に苦しいレースでした。レース中に苦しくても他の選手もミスしていて、苦しさは同じです。このオランダで結果を出すためには、もっとスピードが上がった中で自転車を上手く扱えるようになって、直線路でギアをかけてダンシングをしていく走りをして、自分の中のスピードやテクニックの限界を上げて行くトレーニングをしなければ通用しません。明日は今回の遠征で最後のレースなので、世界選手権にでも参加する気持ちで臨みます。


ところで、今日のレースは参加費0円。マスターズで16位の賞金が5ユーロ。オランダは日本みたいに参加費貧乏になる事は無いのがありがたい。日常の中にレースが開催されているから気負わずにレベルの高いレースに参加出来て、国土も小さなオランダでは移動距離も少ないし経済的にも楽です。日本でJCXシリーズを全国各地巡るよりも、渡航費はかかるけどオランダやベルギーで数ヶ月ホームステイでもしながら、質の高いレース参戦した方が安上がりで経験も積めるじゃないか??と思います。

Vol.6へ続く>>

これまでの連載はこちらからご覧ください>>

 

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※池本選手はビブショーツに重ね履きできるパッドなし仕様を着用

【選手紹介】池本真也選手

池本真也(イケモト シンヤ)
神奈川県横浜市出身 40歳。

高校からレース活動を初め、シクロクロス、ロードレースで入賞する。高校卒業後にオランダへ自転車留学。このころからシクロクロスをメインに活動、1996年からはオランダやベルギーにシクロクロス遠征に出かけ、ワールドカップ、スーパープレスティージ、GVAシリーズを転戦。その後Team NIPPOでロードレースをメインに活動し、日本国内の実業団レースや、オランダ、ベルギーでの海外レースでの入賞経験を持つ。2017年からは和光機器-BIORACER所属、シクロクロスをメインに日本国内外で活動中。

池本真也選手Facebook


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