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【Bioracerサポートライダー】池本選手にきく海外シクロクロス事情 – 2019 Vol.4 オランダ遠征レース編・その1


BIORACER_Japanでは、海外の舞台にチャレンジしているアスリートをサポートしています。40歳を過ぎシクロクロス競技に挑戦し続けている池本真也選手(和光機器-BIORACERチーム)は、今シーズンも恒例のオランダ遠征を予定するなど、精力的なレース活動を続けています。今シーズンは、池本選手に海外遠征にかける想いや、海外のシクロクロス事情、レースに向けた調整の仕方、さらには海外に挑戦する若い選手たちに伝えたいことまで、連載でお届けします。

今回は、池本選手が昨年末から年初にかけてオランダで参加したレースのレポートを3回に分けてお届けします。まず最初は、昨年末に参加した2つのレースのレポートをお届けします。

オランダ ナショナルレース Benschop・オランダ遠征初戦

種目:シクロクロス 40分 (マスターズクラス)
開催日時:2018/12/29(土曜日)
場所:オランダ Benschop
天候:小雨 気温6度
チーム名:和光機器-BIORACER
結果:15位


オランダ遠征初戦にステイ先から60㎞ほどの町Benschopで開かれたオランダナショナルレースに参加しました。コースは芝生、地道、滑りやすい小石交じりの遊歩道があってサッカー場の周辺の森の散策路なども使っていました。昼頃から小雨が降ったために、泥沼の個所は無いけど、日本のレースでは体験できない轍があちこちに出来ていました。昨年は雨と雪で泥沼になったレースだけど、小さな会場にはサッカー場の更衣室で温水シャワーが使えて、洗車機も用意されていて、小さなレースながら参加しやすいレースでした。


13:30にスタート。マスターズの世界選手権で表彰台に上がる選手など50人くらいの参加者がいて、オランダのナショナルポイントを持っていない自分は最後尾からスタートになる。凸凹の地道がスタート地点なのでスピードが上がりきらずに苦戦しながら前に上がって行く。40分のレースなのでペース配分よりもガンガン突っ込んでいく。轍が続くストレートや滑りやすいコーナーでもオランダの選手は上手くて、なかなか抜かせない。舗装路で前に上がるときにもう一人抜かせるか??ギリギリだったけど後ろから行け!!と怒鳴られて前に上がれた。レースに遠慮はいらない。15位集団!!と誰かが声援を送っていて、4人の集団から去年も一緒に走ったカナダ人の選手と抜け出して行って、ラスト2周の轍区間で差をつけて15位でゴール。

今日のコースは、非力な自分と自足あるオランダ人選手との差がつきやすい深い泥沼の区間や、長いストレートが少無かったので、最後尾からでも前に少しづつ上がることが出来ました。序盤から1列棒状に続くテクニックを持った選手の中で競い合いながらレースが出来て、むちゃくちゃ楽しかった。忘れかけていたレースの楽しさを思い出せてくれてオランダに来て良かった!!と感じるレースでした。明日はハイスピードのレースが予想されるVorden。しっかり体を休めてベストな走りが出来るように望みます。


賞金5ユーロ。小さな金額だけど自分には価値がある!ただし、帰りに腹が減ってミートパイとジュースを買ったら6ユーロ弱使っちゃたw

オランダ ナショナルレース Vorden・オランダ遠征第二戦

種目:シクロクロス 40分 (マスターズクラス)
開催日時:2018/12/30(日曜日)
場所:オランダ Benschop
天候:小雨 気温8度
チーム名:和光機器-BIORACER
結果:25位


オランダ遠征第2戦はステイ先から100㎞ほど離れた町Vordenで行われたレースに参加してきました。コースはお城の周りの森を使ったスピードを殺さないコーナーが連続するテクニカルなコース。路面もドライでシケインもなくハイスピードなコースでした。今回のレースは、サポートでオランダ在住のハリーさん、荻島さんが来てくれました。これまでも多くの日本人選手がお世話になっていて、今シーズンも弱虫ペダルに所属する織田選手をサポートしています。こういった方々との繋がりを今後も大切にしたいです。

マスターズクラスも盛況で70人弱がスタート。ナショナルポイントを持ってないから後方からのスタートだけど自分は力を出し切るだけ。森のスピードを殺さない連続コーナーだらけのコースは、抜きどころが少なくて前に上がれない。ストレートが速いオランダ人選手を利用してコーナー手前ギリギリで抜いて、コーナーが続く区間で次の集団にジャンプアップする。これは利用された選手は嫌がるから罵声を浴びるけどレースなので関係ない。ヨダレを垂らすほどキツいけど、徐々に前に上がりながら目標にしているオランダチャンピオンのラルスさんがいた集団の尻尾をギリギリ捕まえて25位でゴール。


なんだか走り終わった後はむちゃくちゃ悔しかったです。こんなヨダレを垂らしながら攻めて走る事が出来る気持ちになれる場所で走れたのが嬉しくて、もっともっとこの場所で攻めて走りたい!と強く思いました。国内のレースでは、低いスピード域からの発進やテクニック、そして軽い体重と心肺機能が求められます。しかしオランダで走る為には高いスピード域なので筋力トレーニングとスピードを兼ねたテクニックが必要なことを改めて感じました。次のレースに向けて体調を崩さないように気を付けてオランダ遠征を楽しみます。


40歳過ぎたマスターズクラスのトップ選手は日本でC1カテゴリーで走っても勝てる力を持っている思う。
応援してくれた、ハリーさん、諏訪さん(SNEL CYCLOCROSS TEAM)、美香さんと一緒に記念撮影して、今日は終了!!

Vol.5へ続く>>

これまでの連載はこちらからご覧ください>>

池本真也選手 採用サイクルジャージはこちら

RACE シクロクロススーツ 長袖
多くのトップ選手たちに高く評価された、ビオレーサーのスピードマスタースピードスーツの技術を応用して生まれたシクロクロス用のボディスーツです。太腿部分には幅広で伸縮性が高く、粘着性を持つ『パワーバンド』を採用。肌への刺激が少なく、また幅を広めにとることで均等に圧力を分散し太腿に程よく密着します。

RACE ウィンター ジャケット
ICEBERG 100とPIXEL 100どちらも高い保温性を持つ素材を使った、冬のトレーニングに最適なジャケット。完全防風のため、スピードを抑えたトレーニングでも優れた防風効果を発揮します。両袖の肘から先の上面とポケットに生地の表層が反射するPIXEL 100を採用、暗所での視認性も非常に高く、サイクリストの安全にも考慮しています。

RACE 起毛ビブタイツ
TEMPEST素材を使った、撥水性、通気性、速乾性に優れたビブタイツ。水や泥を弾くのでシクロクロスにも最適です。
ビオレーサーの「ディンプルコンセプト」に基づき、パッドと表層に穿孔形状(穴)を採用した【UNIパッド】を標準装着。
※池本選手はビブショーツに重ね履きできるパッドなし仕様を着用

【選手紹介】池本真也選手

池本真也(イケモト シンヤ)
神奈川県横浜市出身 40歳。

高校からレース活動を初め、シクロクロス、ロードレースで入賞する。高校卒業後にオランダへ自転車留学。このころからシクロクロスをメインに活動、1996年からはオランダやベルギーにシクロクロス遠征に出かけ、ワールドカップ、スーパープレスティージ、GVAシリーズを転戦。その後Team NIPPOでロードレースをメインに活動し、日本国内の実業団レースや、オランダ、ベルギーでの海外レースでの入賞経験を持つ。2017年からは和光機器-BIORACER所属、シクロクロスをメインに日本国内外で活動中。

池本真也選手Facebook


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