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【Bioracerサポートチーム】JAPAN CUPオープンレース優勝 米谷選手インタビュー (LEOMO Bellmare Racing Team)- vol.1

私達は、BIORACERを採用いただいたチームは皆さまが勝利すること自体が、選んでいただいた方へのサポート(貢献)だと考えています。そんな、『強くなりたい』『勝ちたい』という思いからBIORACERを採用していただいている現場の声を、ブログにしてお届けいたします。

2018年からBIORACERを採用いただいている『LEOMO Bellmare Racing Team』の米谷選手は、2018年はJAPAN CUP男子オープンレースでの優勝を果たすなど、宮澤監督いわく『2019年は今年以上の勝利を目指して来年前半から表彰台を期待したい』選手とのこと。自転車を始めたきっかけから、大学院に進む2019年を控え、今年の振返りと自身の目標、BIORACERのサイクルジャージについても伺ったインタビューを3回に渡ってお届けします。

1. 自己紹介、LEOMO Bellmare Racing Teamチーム所属まで

きっかけは小説「セカンドウィンド」。中学から沢山の方に鍛えていただきJPTで走るようになるまで

Q1.  まずは、自己紹介をお願いします。

LEOMO Bellmare Racing Team所属の米谷 隆志です。せっかくの機会なので、自転車を始めたきっかけからお話しします。自転車競技、というよりサイクリングを始めたのは、中学1年の時に読書感想文の課題図書だった川西蘭さん著の「セカンドウィンド」を読んだことです。中古のスポーツタイプの自転車に乗る中学3年の主人公が、峠道でロードレースのチームに遭遇したことをきっかけに競技の世界に足を踏み入れていく物語に感化され、当時持っていた自転車であちこち走り回るようになりました。親に頼み込んで安いクロスバイクを買ってもらい、その年の夏休みに町田から箱根までを1泊2日で往復するサイクリングを計画し、何も知らないなりに精一杯準備して出発。今にして思えば完全な脱水とハンガーノックに陥りながら、数えきれないほど足をつきながらリュックを背負って箱根旧道を登り、帰り道に落車して血だらけになっても、辛さより楽しさの方が勝っていました。この時、ああ、僕は自転車が好きなんだな、と思ったのを覚えています。

中学2年になるころに、今の使い方はクロスバイクでは無理がある、ということで近所のスポーツバイクショップでロードバイクを買ってもらい、そこのお客さん同士の練習会に参加するように。人と走るようになると、自分はほかの人に比べてかなり登りが速いことに気がつき、中学3年になると草レースでは何度か表彰台に登れるようになりました。と同時に、チャレンジロードや四日市全国ジュニアといった同年代とのレースでは、現在愛三工業所属の岡本選手、シマノレーシング所属の横山選手といった強豪相手に全く歯が立たず、悔しい思いをしました。負けたくない、強くなりたいとジュニア育成に実績のあるクラブチームを探し、名門チームの一つ、高村さん率いるラバネロの門を叩きました。コミュニケーションをとるのが苦手だった自分でしたが、歳の近いチームメイトや強い先輩方に散々もんでもらい、選手としても人間としても強くしてもらったと思います。

大学受験が終わってラバネロの一員として競技に復帰し、その年のJBCF(全日本実業団自転車競技連盟)経済産業大臣旗のE1で優勝することが出来ました。さらにレベルの高いレースに挑戦したいと思い、翌年からウォークライド・シクロアカデミアに移籍しJPT(Jプロツアー)を走ることを決めました。

しかし年が明けた1月、練習中に一時停止を無視して脇道から飛び出してきた軽トラックと衝突、一時意識を失い救急搬送された病院での診断は4、5、6番胸椎破裂骨折。あわや半身不随の大けがでした。紙一重の信じられない幸運で、手術の必要も後遺症もありませんでしたが、3週間ほぼ身動きのとれない状態での寝たきり生活を余儀なくされ、その後もしばらくは歩き方を思い出すのに苦労する有様。寝たきりだった頃にお見舞いに来ていただいた現aventura cyclingの菅さんの「情熱がある限り自転車は応えてくれるし、パフォーマンスは戻る」という言葉に奮い立ってリハビリし、事故から半年弱でレースに出られるまでになりました。今でも胸に残っている言葉の一つです。2シーズンほどウォークライドでJPTを走り、夏休みに一月半ほどスペインのチームに短期移籍してレースを走り、その後現在所属するLEOMO Bellmareに移籍し今に至ります。

2. 2018年シーズンをふりかえって

明暗の分かれた前後半。前半の反省を生かし、終盤でJAPAN CUP男子オープンレース優勝をつかむ

Q2. JAPAN CUP男子オープンレースでの優勝、3年連続チームでの連覇おめでとうございます。

ありがとうございます。今期のJプロツアーを通して、タフな展開の後に登りで勝負をかければ有利に勝負を運べることを確信できていました。なので、終盤までに有力な逃げを作ってそれに乗り、最終周回の古賀志林道で仕掛け、独走に持ち込もう、と作戦を立てて臨みました。頼もしいチームメイトの働きもあって狙い通りに状況を進め、最後は単独先頭でゴールに戻ってくることが出来ました。チームとして3連覇がかかっているというプレッシャーもあり、ゴールした時はほっとしたというのが正直なところでした。自分はロードレースでの優勝経験が2回しかなかったので、現実感がないほど嬉しかったです。

Q3. 現在大学4年生ですが、学業と自転車の両立で大変なことはありますか?

学生なので社会人選手と比べれば時間はありますが、専業の選手と比べると練習時間には制約があるので、そこは覆せないハンデです。ただでさえ全体的な実力では差のある相手なので、自分の力が足りない部分をまんべんなく強化しようとしても、時間不足から全て中途半端に終わってしまいます。そのため、今シーズンは自分が勝負に絡める可能性のあるレースを目標としていくつか設定し、そこに集中して練習するようにしました。そのレースの勝負所で必要になるものを去年のデータから調べ、勝負がかかったときに彼らに食い下がれるだけの、即戦力になる武器を一つでも作っておくことを練習の目標としたわけです。自分が勝負に絡めないレースで求められる能力、伸ばしても今すぐには意味のない能力に割く時間は割り切って捨て、狙ったレースで勝負に絡むための練習に時間を使いました。

結果として、秋吉台ロードでの3位など、手持ちの武器をうまく活かせたいくつかのレースでは上位に食い込む結果を残すことが出来ましたが、その分、ひとまず切り捨てた部分の能力不足をこれまで以上に感じることも多々ありました。

Q4. 今季を振返って感想はいかがですか? オフシーズンに入り来季に向けての準備(トレーニングなど)、来季の目標も教えてください。

今期は前半と後半ではっきり明暗の別れたシーズンでした。2017年シーズンにJPTのトップ10圏内で戦える手ごたえをある程度つかめたこともあり、より上の成績、具体的にはロードレースで表彰台に上ることを目標としていました。ベース強化を狙って春休みに3週間ほどタイ合宿に参加し、能力の限界値が一回りあがった実感とともにシーズンインしましたが、これまでにない練習量からか調子を整えられず膝を痛める、伸ばした能力を使いこなせず自滅に近い形でレースを終える、などかみ合わないレースが7月前半までは続きました。

7月中旬の石川ロードレースでチームメイトの才田さんと終盤まとまって動く中でレースの感覚をつかむことができ、その後のやいた片岡ロードレースでは9人の先頭集団でゴールスプリントに加わり5位。一定の手ごたえとともに自信を取り戻し、前半戦の反省を生かしてより勝負所に集中した練習を続け迎えた後半戦。渡良瀬タイムトライアルでは去年の自分の記録を更新、秋吉台ロードレースでは積極的に走り続けて3位表彰台、南魚沼ロードレースでは途中で脱落してしまったものの勝ち逃げに乗り、ジャパンカップオープンでは狙い通りに独走優勝できました。

今シーズンの目標を達成するとともに、個人として久しぶりにロードレースで勝利することができたので、全体としてはいいシーズンだったと言えますが、自己管理の甘さ、経験のなさから前半戦でこれといった結果を残せなかったことが悔やまれます。

来期は今期以上の成績、すなわち、JPTの表彰台に複数回乗り、タフなコースのレースで優勝することを目標にしたいです。困難な目標ですが、挑戦する価値はあると思います。そのために、2年前からオフの間続けているウエイトトレーニングを継続するとともに、シーズン中切り捨ててきた練習にも時間を割いて取り組むことで、シーズン中の負担を減らし、より幅広いレースで上位をうかがえる能力を冬の間に育んでおきたいです。確かな基礎を冬の間に作ることが出来れば、シーズン中の練習量を多少絞っても調子を維持できることがあり、今シーズンはそれを経験として実感しました。うまく調子をコントロールできれば、レースによっては自分にも十分チャンスはあると感じています。 

…  vol.2に続く>>

LEOMO Bellmare Racing Team 採用サイクルジャージはこちら

RACE ロードレースワンピース
ロードレースからタイムトライアルやシクロクロスでも活用できます。トップスには、スピードマスターTTスーツから採用したストライプ状の袖を、胴体部分にはSPEEDSILKエアロ処理を施した新素材Monicaを採用しています。収納のための2つのバックポケットは、研究を重ね、空力学的な影響を最小限に抑える位置に設定しています。

【選手紹介】LEOMO Bellmare Racing Team・米谷隆志選手

米谷隆志
東京都出身 23歳
クラブチームの名門、ラバネロで本格的にレース活動を初め、その後Jプロツアーに参戦。直後に、練習中の事故により入院するものの大事には至らず、退院後ツアーに復帰。短期の海外遠征などを経験した後、湘南を拠点とする「LEOMO Bellmare Racing Team」に移籍、現在に至る。
早稲田大学理工学部に通いながらJPTツアーに参戦、学業とロードレースのどちらも真剣に取り組む知能派。自分自身の強みを冷静に分析し、レースで結果を出すための練習や戦略を実践して結果につなげています。
http://lemonadebellmare.jp/team/米谷隆志


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