BIORACER_Japanでは、海外の舞台にチャレンジしているアスリートをサポートしています。トラックとロード、両方のレースに挑戦している梶原悠未選手(筑波大学)もそのひとりです。2017年の成績を振り返った前編に続き、2年後に迫ったオリンピックに向けての意気込みを語っていただいた後編をお届けします。
インタビュー[前編]はこちらから>>
2. 普段の練習について
Q8. 学ぶためあえて競技部のない筑波大学を選択されました。基本おひとりでの練習かと思いますが、どのように練習メニューを作っていますか?いつも練習で心掛けている点はありますか?
基本的には、自分自身でトレーニングメニューを考えて、ひとりで練習することが多いです。サイクリング部の競技班の選手と走ることもありますが、基本的にはひとりです。代表監督やコーチからの遠隔でトレーニング内容の指示がありますので、その内容を取り入れて自分で組み立てています。トレーニングメニューを全て決められてこなすだけの、やらされるトレーニングはあまりやりたくありません。自らが考えて取り組むことが不可欠だと思っています。テーマをもつこと。レースを走って得た課題、次のレースまでに強化すべきところを考えて、メニューに組み込むようにしています。
Q9. 競技部があれば、監督やコーチがメニューを組んでくれたり、マネージャーがサポートしてくれたりします。梶原選手は1人でこなさなければいけないことが多い環境で、心の支えになっているのは何ですか?
家族のサポートが大きな支えです。特に、母は練習や遠征、合宿のことまで全面的にサポートしてくれていますので、本当に感謝しています。
3. 2020年オリンピックに向けて
Q10. 2020年オリンピックについての質問も沢山受けているかと思いますが、やはり出場を目指す種目はオムニアムでしょうか?
自分自身はロードもトラックもどちらも挑戦したい気持ちはあります。ですが、やはり今回のワールドカップでの結果も受けて、メダルに一番近いのはオムニアムなのかなと思います。しかし、ロードもトラックも強化の手は止めたくない気持ちが強くあるんです。オリンピックは大きな大会ですので、競技を絞って集中してのぞまなければメダルは現実的ではない、という覚悟はもちろんあります。メダル獲得には競技を絞って強化すべき、両立は簡単ではないということも十分理解しています。私自身、『オリンピックでのメダル獲得』という自分の目標はブレていませんので、それにはなにが最短で、何をすれば実現できるのかをしっかりと考えていきます。1年の中でロードを走ったほうがよい期間があると考えていますので、並行していく考えに今のところ変わりはありません。
Q11. 2020年東京オリンピックまであと2年です。オリンピックの時はすでに大学を卒業されているかと思いますが、オリンピック以降の進路についてすでに考えていらっしゃいますか?
今後一生アスリートとして生きていくことには変わりがないので、必要な知識を追求できる今の大学という環境は、競技にプラスになることが本当に多いです。今は今後のいろいろな選択肢を考えることができる時期だと思っています。あと2年という期間のなかで、しっかり方向性を定めることができればと思っています。
Q12.この後参戦予定のレースを教えてください。
今の時期は大学の勉強を優先させていただいています。6月は、6月17日の全日本選手権自転車競技大会-ロード・タイムトライアル(石川県)、6月22日の全日本選手権自転車競技大会-ロードレース(島根県)、2大会に出場予定です。7月以降はどのような予定になるかまだ未定ですが、8月ジャカルタで開催されるアジア大会に選抜されれば、大会に向けて調整していきます。
Q13. この春、BIORACERでデザインのサイクルジャージを新調しましたが、すでに着用されましたか?
残念ながら海外でのレースが続いていたため、着る機会がありませんでした。6月17日の全日本選手権で初めて袖を通します。新しいサイクルジャージのお披露目なので、今からとても楽しみにしています。今シーズンの新しいデザインは、筑波大学カラーである『
また、BIORACERのサイクルジャージはとても身体にフィットするため、着用するとスッと自然に心と身体へスイッチが入ります。心地よい緊張感と、
まとめ
競技部の無い大学で学業との両立をしながら、ご自身で練習メニューを考え、さらには一生アスリートととして活動するための目標も見据えて活動しています。優しい話し方の中にも、自分の目標に向けて常にブレない気持ちを強く持っているのがいつも印象的です。BIORACERは引き続き梶原選手の活動をサポートしてまいります。
【サポートライダー】梶原悠未
1997年4月10日、埼玉・和光市生まれ。筑波大学。
中学までは水泳に取り組み、高校入学時に自転車競技に転向。2014年全日本選手権ジュニアのロードレース、タイムトライアルで優勝。2015年アジアジュニア選手権では5冠達成。2016年からエリートに上がり全日本選手権ロードに出場。2017年UCIトラックワールドカップ第3戦女子オムニアムで金メダルを獲得。同第4戦でも優勝を果たす。
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