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和光機器-BIORACER所属 池本真也選手

和光機器-BIORACER所属 池本真也選手

BIORACER_Japanでは、海外の舞台にチャレンジしているアスリートをサポートしています。シクロクロス競技の池本真也選手(和光機器-BIORACERチーム)もその一人。オランダを拠点に海外遠征経験が豊富な池本選手は、今期も海外遠征で5レースに出場予定など、精力的に海外へ挑戦し続けています。そんな、池本選手ならではの国内・海外のクロクロス事情をお届けします。

今シーズンの体制について

Q1.今シーズンは新たに和光機器-BIORACERとなりましたが、心境はいかがですか?  

今年から再び和光機器-BIORACERでの個人での活動になります。レースを知るモチベーションの高いサポーターの方々やスポンサー様と協力して、レースに取り組める良い環境が築けています。活動もしやすく嬉しく思っています。

Q2. 昨年は怪我もあり自転車に乗れない時期があったと伺っています。今シーズンに向けてどのように調整し、モチベーションを保ってシーズンを迎えられたのでしょうか?

昨シーズンは怪我でシーズン中に乗れない時期もありました。レースには出られませんでしたが、オランダ、ベルギーへ同行し、現地のレースをサポートする側として体験したことで刺激を受けました。今シーズンは原点に立ち返り、雨でも外に乗りに行く事を心掛けてトレーニングをしています。屋内でのトレーニングは効率は良いかも知れませんが、自分にはストレスに感じることも多く、モチベーションが下がってしまいます。雨の中でも、外を走る事は自分には無理なく継続的にトレーニングが出来ますし、自転車に乗る事の楽しさを思い出させてくれます。

今シーズンの日本でのレース参戦、活動について

Q3. シクロクロスのシーズンがスタートしました。ここまでの国内レースでのご自身の成績、仕上がりはいかがですか?

※ 参加レース:茨城シクロクロス#2取手ステージ(UCI-2)/スターライト幕張(UCI-2)/シクロクロスミーティング#4飯山大会

成績としては、まだ目立った走りは出来ていません。今年は夏場にロードレースを走ってないため、高い強度に慣れるまでには時間が掛ると思っています。これから毎週のように続くレースで強度に慣れ、トレーニングを織り交ぜながら国内で上位、そしてヨーロッパのレースで賞金圏内で走れるようにして調整して行きます。

Q4. 日本でも近年シクロクロスの人気が高まっています。UCIレースでの国際ライセンス取得不要となったことで、レースに参加する選手も増えたと伺いました。『昨年とは違うな』と実際にレースで感じることはありますか?

今年から国内UCIレースでは国際ライセンスも必要なくなり、多くの選手が参加するようになりました。参加人数がとても多く、レースによっては80名ほどの選手が出走する事もあります。しかし、新たに参加する選手の中にはトップを走る選手との実力の差もあるため、完走できる選手は全体の1/3程度しかいません。レースでの不要な混乱やトラブルを避けるためにも、カテゴリー1資格者の見直し、あるいは、ひとつ上のカテゴリーを作る必要があるのではないか、と感じています。

Q5. 本気のシクロクロス合宿にも講師として参加し、競技のスキルアップにも貢献されています。このような活動には、どのような思いで取り組まれていますか? 

まずは、シーズンの直前に自分のためにも合宿をしたかったのが始まりです。ロンドバイシクルの丸山さん、元全日本チャンピオンの辻浦さんが主宰してくれ、自分も参加しました。国内ではシクロクロスのための具体的なトレーニング方法は知られていません。この合宿を通じて、辻浦さんや自分がヨーロッパで取り組んでいたトレーニングを、皆さんが実践することで知っていただき、よりスキルアップしてもらいたいと思い開催していただきました。

池本真也選手
和光機器-BIORACER所属

Q6.今シーズンの国内での参戦予定レースを教えてください。

国内では、全日本選手権、UCI公認レース、JCXシリーズを主に走ります。他にも魅力的なオーガナイズされたレースがあるので参戦を予定しています。

今シーズンの海外でのレース参戦について

 Q7.高校卒業後から海外に自転車留学、1990年代からはオランダを拠点に参戦、今年も年末にオランダ遠征予定と伺っています。遠征の目的を『ヨーロッパの競技性の高さと本気度の違い、世界のトップを目指す選手と走ることで追い込まれた状況でも冷静に走ること』と以前お話しいただきましたが、今年新たに目的としていることがありましたら教えてください。

今現在、自分が世界に繋がるヨーロッパのレースの中でどれだけの位置で走れるかを知りたいです。これは日本のレースだけを走っていては知る事が出来ません。

加えて、今年の新たな目的としては、若い(U23以下の)日本人選手がヨーロッパのレースにチャレンジできる環境作りの足掛かりを作りたいです。世界を目指すジュニアやU23のレースを始めたばかりの選手のために、レースが多く開かれる年末年始に、先ずは体験として日本人選手が遠征できる環境を作りたいです。

日本のレースで選ばれて世界選手権に参加するためにヨーロッパに遠征したとしても、1回のレースしか走れません。それよりも、ヨーロッパでは年末年始の期間は世界の頂点に繋がるレースが週に何度も開催されますので、日常のヨーロッパのレースを走る事で、(ヨーロッパでの対応力を含めて) 本当の自分の力が見えてくると思うからです。

Q8. 今回の参戦予定のレーススケジュールと、特に重視しているレースを教えてください。

今回はオランダナショナルレースを主に走ります。現状の自分の力では欧州のUCIレースを走る力は有りません。もし出走しても30-45分程度で周回遅れにより降ろされてしまいます。しかし、オランダナショナルレースと言えどもレベルは高く、日本のトップ選手でさえ優勝者と同一周回で完走する事が出来ない事もある程です。

レースは自分と力の近い選手と競い合いながら60分間走らないと身体も気持ちも追い込めずに意味がありません。その意味で、今回はオランダナショナルレースを選びました。

※参加予定レース

・12/24 BOXTER(NED National race) 

・12/26NORG(NED National race) 

・12/28VORDE (NED National race) 

・1/6Huijbergen(NED UCI-2) 

・1/7Venlo (NED National race)

Q9. 各レースでの目標、また課題としていることはありますか?

まずは優勝者と同一周回で完走する事。そして賞金圏内の20位以内で走る事です。ナショナルレースでの賞金は日本のレースに比べ少ない金額かもしれませんが、レベルの高いオランダのレースで認められた証でもあります。

課題としては、スピード域の高いレースへの対応力が必要ですが、なによりもオランダのレースへ『チャレンジする気持ち』と『実践する行動力』を持ち続ける事が重要と考えています。

 

Q10. BIORACER_JAPANでは、池本様のように海外にチャレンジしている選手を応援しています。海外へチャレンジする日本人選手はまだまだ少ないように感じますが、その理由をどう思われますか?

これまで何人もの選手がヨーロッパに滞在して本場のレースにチャレンジしましたが、継続している選手は、現在は竹之内選手しかいません。正直に言って、ヨーロッパで活動する事は楽しいだけではありません。異国に滞在していると、自分が生まれ育った国、日本のお正月やクリスマスは華やかに見える事もあるでしょう。ヨーロッパの実力の高いレースでは結果を出す事は難しいですし、協力して頂ける人との繋がりを築くのも大変です。ですので、いち選手としての前に、自らが進んで動ける人間でないと厳しい所があります。

日本のレースでも同じ自転車を使っているかも知れませんが、海外のレースは全く別の競技と言っても言い過ぎではありません。本場のレースで例え周回遅れとなろうとも、世界でどれだけの位置で走れるかを知ることで本当の自分の姿が見えます。これは日本のレースに参加しているだけでは、見えてこない所です。

ヨーロッパへチャレンジした走りや結果は、確実に世界の頂点へ近づき繋がって行きます。異国の国のレースにチャレンジする事は、辛い事や大変な事もあると思います。しかし、今の環境を踏み台にして、自ら進んでチャレンジしている選手を、日本でシクロクロスを楽しんでいる方々にも高い関心を持って評価をして頂き、もっと具体的に応援していける環境にしたいですね。

BIORACERのウェアについて

Q11. 新デザインの感想はいかがですか?海外のサイクルウェアブランドは、沢山のスポンサーロゴを絶妙に配置するのが上手ですが、今回のデザインも弊社内でもロゴとカラーリングがクラブチームのようで格好いい!!と評判です。

今回のウェアはBIORACER様が作って頂いたデザインを元に、デザイナーをしている高橋まきさんにアレンジして頂きました。色数を少なくシンプルながらヨーロッパのクラブチームあるような素敵なデザインが気に入っています。私の名前も入っているので、ウェアのタグに名前を書かなくても無くす心配がないのが嬉しいです!!

Q12. BIORACERウェアの感想をお願いします。レースの機材として、ウェアのどんな点がメリットとなるか教えてください。 

2年前に作って頂いたウェアより、着心地、素材共に進化しています。欧米メーカーの物は、小さいサイズだと骨格が違う子供用の物も多いのですが、今回作って頂いたビオレーサーのウェアは身長166㎝の小柄な大人の日本人の骨格にも問題なく合います。

また、暑い時にはワンピースのウェアのジップを開けて走る事がありますが、全体が身体を包み込んでくれている様な着心地なので、ジップを開けてもバタつきません。新しいシクロクロス用ワンピースは防水ではありませんが、撥水加工がしてありますので、荒れたレース等で水たまりに突っ込んで走っても水を弾いてくれます。またビオレーサーのワンピースはレース後の洗濯も汚れを落としやすいのが気に入っています。

画像提供:春日部写真店様


個人で活動をされている池本選手。レースに臨むにも、エントリー、会場までの移動、遠征の手配、トレーニング、機材メンテナンス、身体のケアなどほとんどをご自身で行ってらっしゃいます。海外のレースに参加するのも同様です。そのような制約がありながら目標をしっかりと見据えて活動している姿に、私たちもいつも強い感銘を受けます。CaLORSでは、池本選手の海外のレースについてもレポートをしていきたいと考えています。池本選手への応援をお願いしますとともに、今後のレポートにもぜひご期待ください。


池本真也(イケモト シンヤ)

神奈川県横浜市出身 39歳。

高校からレース活動を初め、シクロクロス、ロードレースで入賞する。高校卒業後にオランダへ自転車留学。このころからシクロクロスをメインに活動、1996からはオランダやベルギーにシクロクロス遠征に出かけ、ワールドカップ、スーパープレスティージ、GVAシリーズを転戦。その後Team NIPPOでロードレースをメインに活動し、日本国内の実業団レースや、オランダ、ベルギーでの海外レースでの入賞経験を持つ。2017年は和光機器-BIORACER所属、シクロクロスをメインに日本国内外で活動中。